露、連日の反政府デモ ゴルバチョフ氏ら賛同 下院選不正疑惑
産経新聞 12月8日(木)9時37分配信

 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院選の大規模不正疑惑をめぐり、ゴルバチョフ元ソ連大統領のほか一部政治家からやり直し選挙を求める声が上がり始めた。プーチン首相が出馬表明している来年3月の大統領選で、著名作家がボイコットを求めるなど、リベラル派や反政権派が与党批判で足並みをそろえつつある。

 一方、ソーシャル・メディアのフェイスブックでは、モスクワ中心街で10日実施予定の反政府デモへの参加表明者が1万2千人以上に達しており、インターネットの影響力の大きさを改めて示している。

 ラジオ局「エホ・モスクブイ」によると連日、反政府デモが行われているモスクワ中心街の広場には、7日夜も内務省軍や警察当局の装甲車など多数の車両が配置されており、鎮圧に向けて実力行使も辞さない構えを示している。

 ゴルバチョフ氏は7日、「選挙結果が公正だと信じない人が日に日に増えている。(政権は)多数の不正があり、開票結果は有権者の意思を反映していないと認めるべきだ」とし、選挙をやり直すよう求めた。

 得票率制限に届かず、下院の議席を獲得できなかったリベラル派政党、ヤブロコのヤブリンスキー党首も、「結果に不満がある政党は獲得した議席を拒否し、やり直し選挙を求めるよう提案する」と同調する姿勢を示した。

 このほか、反政権派の連合体「人民の自由党」の共同代表3人も、今週末10日のモスクワでの反政府デモに参加する方針を決めた。代表の1人はプーチン前政権期の前半に首相を務めた後、たもとを分かったカシヤノフ氏が務めており、政党登録を拒否されて下院選への参加を阻まれていた。

 日本文学に詳しいベストセラー作家のアクーニン氏が、自らのブログでプーチン氏以外の政党党首らに対し大統領選に出馬しないよう要請し、大統領選での投票ボイコットを呼びかけるなど、与党批判は政界を超えて広がりつつある。

 欧米からも批判が寄せられるなか、政権側は選挙の正当性を強調する姿勢を崩していない。プーチン氏は7日に中央選管を自ら訪れ、大統領選への立候補を届け出るなど、大統領復帰に向けたシナリオに変化がないことを示してみせた。

 露メディアによると、6日夜にモスクワ中心街のデモで拘束された約600人の大半が、7日も警察施設に留め置かれたもようだ。これほど多数の参加者の拘束が続くことは珍しく、政権側がデモ続発に神経質になっていることを示すものとみられる。

最終更新:12月8日(木)9時37分

ゴルビー此処にありだが暗殺されないといいが‥。

暗黒の稲妻