歴代3社長が損失隠し認識=穴埋め総額1348億円―オリンパス第三者委調査
時事通信 12月6日(火)16時33分配信

 オリンパスの損失隠し問題を調査してきた第三者委員会(委員長・甲斐中辰夫元最高裁判事)は6日、同社の菊川剛、岸本正寿、下山敏郎の歴代3社長が、海外ファンドへの「飛ばし」による損失隠しを認識していたとする調査報告書を公表した。1999~2000年に960億円の含み損を海外に移し、損失はその後1177億円に拡大。企業買収などを通じて捻出した計1348億円で穴埋めを行ったとした。
 反社会的勢力の関与は「認められなかった」と明言。再発防止策として、旧経営陣の一新や関係者の法的責任の追及を求めた。
 調査報告書によると、バブル崩壊後の投資の失敗により、オリンパスは90年代後半に1000億円近い含み損を抱えた。含み損の計上を義務付けた時価会計基準の導入が決まり、表面化を恐れた森久志前副社長と山田秀雄前常勤監査役は98年、複数の元証券会社社員に相談して損失処理策を決定。同年に「飛ばし」の受け皿ファンドを創設し、00年までに960億円の含み損を移した。 

最終更新:12月6日(火)20時25分

大きな企業の損失隠しとかがあると公認会計士は何やってるんだと思えてしまう。
正しい会計、納税を指導するのが役目じゃないのかな。
もっと責任を持ってしっかりと指導しないと駄目でしょ。

暗黒の稲妻