<EU条約改正>財政規律違反に自動制裁 仏独が提案合意
毎日新聞 12月6日(火)1時24分配信

 【パリ宮川裕章、ブリュッセル斎藤義彦】フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は5日、パリで会談し、欧州債務危機への対応策を協議した。会談後の共同会見で、財政赤字が国内総生産(GDP)の3%を超え、財政規律を守れない国に制裁を自動的に発動するよう欧州連合(EU)基本条約を一部改正することなどで合意したことを明らかにした。また、財政規律順守を各国の法律で定めることにも言及した。

 仏独が条約改正を共同提案し、8、9日のEU首脳会議で本格的に議論する。一方、ユーロ導入国が共同で発行する「ユーロ共同債」については、強硬に反対しているドイツに配慮し、「危機の解決策にならない」(サルコジ大統領)と当面の導入を否定した。

 EU基本条約の改正は加盟全27カ国による同意が必要だが、サルコジ大統領はユーロ圏17カ国だけで新条約を結ぶ可能性に言及した。また、ユーロ圏首脳が毎月、定例会議も開催することも提案した。

 サルコジ大統領とメルケル首相は11月24日の独仏伊首脳会談で、EU加盟国の財政規律強化と基本条約の改正で合意していた。

最終更新:12月6日(火)7時17分

ドイツとフランスに頑張ってもらわないと世界中がパニックになる遠い国の話しではない。
ユーロ崩壊したら次は日本も危ないかもしれない。

暗黒の稲妻