公明党元幹事長、冬柴鉄三氏が死去
産経新聞 12月5日(月)23時34分配信

 公明党元幹事長で国土交通相などを務めた冬柴鉄三氏が5日午後8時3分、兵庫県尼崎市内の病院で死去した。75歳だった。中国・瀋陽生まれ。6日に通夜、7日に告別式を親族のみで執り行い、後日お別れ会を開く。

 地元秘書によると、冬柴氏は今年夏、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と肺炎を患い1カ月近く入院。11月24日に次期衆院選に比例代表近畿ブロックから出馬表明したが、翌25日に再入院した。その後退院したが、5日午前7時ごろ、尼崎市の自宅で呼吸困難となり病院に搬送された。

 冬柴氏は昭和11年生まれ。関西大卒。弁護士。昭和61年に旧公明党で初当選し、新進党などを経て平成10年の公明党再結党に伴い幹事長に就任、4期8年務めた。安倍晋三、福田康夫の両内閣で国土交通相。21年の衆院選で落選した。

 公明党の山口那津男代表は5日夜、「あまりに急な悲報に驚いている。党に多大な貢献をした人で同じ弁護士として公私ともにお世話になった。大変残念だ」と語った。

最終更新:12月6日(火)1時31分

ご冥福をお祈りいたします。

暗黒の稲妻