桜島噴火、通算1万回…気象台観測56年で
読売新聞 12月2日(金)21時31分配信

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鹿児島県垂水市から見られた桜島の1万1回目の爆発的噴火(2日午後7時12分、4秒露光)=浦上太介撮影
活発な火山活動が続く鹿児島市・桜島で2日夜、爆発的噴火が相次ぎ、鹿児島地方気象台が観測を始めた1955年10月から56年間で、通算1万回を超えた。
気象台によると、2日午後6時51分、昭和火口で起きた今年878回目の爆発的噴火で1万回に到達。同7時10分には1万1回目が発生した。3年連続で過去最多を更新するペースで推移しており、気象台は「すぐに大規模噴火が起こる予兆はないが、今後も爆発が繰り返されるだろう」としている。
桜島にある京都大火山活動研究センターの井口正人准教授によると、桜島では100~200年ごとに20億立方メートル級の灰や溶岩を放出する大噴火、約30年ごとに2億立方メートル級の噴火が発生している。井口准教授は、東京ドーム161杯分にあたる約2億立方メートルの溶岩や灰が放出された1946年の昭和噴火との類似性を指摘し、「本格的な噴火の数年前から爆発などを繰り返したプロセスが、現在の活動と似ている」と警戒を呼び掛けている。
最終更新:12月2日(金)21時31分
活発な火山活動が続く鹿児島市・桜島で2日夜、爆発的噴火が相次ぎ、鹿児島地方気象台が観測を始めた1955年10月から56年間で、通算1万回を超えたそうだ。
暗黒の稲妻
読売新聞 12月2日(金)21時31分配信

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鹿児島県垂水市から見られた桜島の1万1回目の爆発的噴火(2日午後7時12分、4秒露光)=浦上太介撮影
活発な火山活動が続く鹿児島市・桜島で2日夜、爆発的噴火が相次ぎ、鹿児島地方気象台が観測を始めた1955年10月から56年間で、通算1万回を超えた。
気象台によると、2日午後6時51分、昭和火口で起きた今年878回目の爆発的噴火で1万回に到達。同7時10分には1万1回目が発生した。3年連続で過去最多を更新するペースで推移しており、気象台は「すぐに大規模噴火が起こる予兆はないが、今後も爆発が繰り返されるだろう」としている。
桜島にある京都大火山活動研究センターの井口正人准教授によると、桜島では100~200年ごとに20億立方メートル級の灰や溶岩を放出する大噴火、約30年ごとに2億立方メートル級の噴火が発生している。井口准教授は、東京ドーム161杯分にあたる約2億立方メートルの溶岩や灰が放出された1946年の昭和噴火との類似性を指摘し、「本格的な噴火の数年前から爆発などを繰り返したプロセスが、現在の活動と似ている」と警戒を呼び掛けている。
最終更新:12月2日(金)21時31分
活発な火山活動が続く鹿児島市・桜島で2日夜、爆発的噴火が相次ぎ、鹿児島地方気象台が観測を始めた1955年10月から56年間で、通算1万回を超えたそうだ。
暗黒の稲妻