<JR北海道>小池会長の社長復帰を正式決定
毎日新聞 11月21日(月)23時34分配信
JR北海道は21日の臨時取締役会で、中島尚俊前社長(当時64歳)の自殺で空席になっていた代表取締役社長に小池明夫会長(65)が復帰する人事案を正式決定した。小池氏は中島氏の前任の社長で、2度目の就任は前例がないが、同日の記者会見で「新社長に求められる役割は大変重く、社長を経験した自分が復帰するしかないと決断した」と説明した。
25日の臨時株主総会で承認を得て就任する。後任の会長には、柿沼博彦副社長(68)を充てる。任期は来年6月の役員改選まで。
小池氏は記者会見で、5月に起きた石勝線トンネル内の特急脱線炎上事故に触れ「初めて社長に就任した8年前とは社内外の状況が大きく変化した。事故の背景になった企業風土改革など、重要課題の実現に全力を傾けたい」と述べた。
JR北海道は9月の中島前社長自殺後、内部からの起用を軸に社長人事を検討。会長として代表権を持っていた小池氏は当初、復帰を否定していたが、執行部は「発足以来の非常事態」(同社幹部)である石勝線事故による社内の動揺を抑え、安全運行体制の確立や信頼の回復を進めるには、実力者の小池氏が最適と判断した。後任会長の柿沼氏は代表取締役にはならず、小池氏の強いリーダーシップで事態を乗り切る姿勢を明確にした。
【吉井理記】
最終更新:11月22日(火)9時44分
この状況では他に選択肢がなかったのだろう。
厳しい状況だが、まずは動揺している組織を落ち着かせ、安全対策を徹底してほしい。
暗黒の稲妻
毎日新聞 11月21日(月)23時34分配信
JR北海道は21日の臨時取締役会で、中島尚俊前社長(当時64歳)の自殺で空席になっていた代表取締役社長に小池明夫会長(65)が復帰する人事案を正式決定した。小池氏は中島氏の前任の社長で、2度目の就任は前例がないが、同日の記者会見で「新社長に求められる役割は大変重く、社長を経験した自分が復帰するしかないと決断した」と説明した。
25日の臨時株主総会で承認を得て就任する。後任の会長には、柿沼博彦副社長(68)を充てる。任期は来年6月の役員改選まで。
小池氏は記者会見で、5月に起きた石勝線トンネル内の特急脱線炎上事故に触れ「初めて社長に就任した8年前とは社内外の状況が大きく変化した。事故の背景になった企業風土改革など、重要課題の実現に全力を傾けたい」と述べた。
JR北海道は9月の中島前社長自殺後、内部からの起用を軸に社長人事を検討。会長として代表権を持っていた小池氏は当初、復帰を否定していたが、執行部は「発足以来の非常事態」(同社幹部)である石勝線事故による社内の動揺を抑え、安全運行体制の確立や信頼の回復を進めるには、実力者の小池氏が最適と判断した。後任会長の柿沼氏は代表取締役にはならず、小池氏の強いリーダーシップで事態を乗り切る姿勢を明確にした。
【吉井理記】
最終更新:11月22日(火)9時44分
この状況では他に選択肢がなかったのだろう。
厳しい状況だが、まずは動揺している組織を落ち着かせ、安全対策を徹底してほしい。
暗黒の稲妻