古川さん、22日帰還=宇宙の5カ月半「早かった」―カザフスタン草原に着陸
時事通信 11月19日(土)5時19分配信

 【モスクワ時事】国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の古川聡さん(47)の帰還が、目前に迫っている。古川さんら3人が乗るロシアのソユーズ宇宙船は22日午前8時25分(日本時間同11時25分)、中央アジア・カザフスタンの草原地帯に着陸する予定。宇宙生活は165日間に及び、連続滞在としては日本人最長となる見通しだ。
 古川さんは外科医出身で、1999年に宇宙飛行士候補に選抜。12年間の訓練を経て、初飛行で船長補佐を務めた。長期滞在は若田光一さん(48)と野口聡一さん(46)に続き3人目で、連続滞在としては野口さんの163日を上回る。
 古川さんは6月8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から新型ソユーズの2号機で出発。滞在中は医師の経験を生かし、自分の心拍数や脳波などを測って診断する医学実験を担当したほか、がんの治療薬開発などにも従事した。また本人の強い希望で、東日本大震災の被災地との交信も積極的に行った。
 滞在中の8月24日には、ISSへの物資補給船を搭載したソユーズの打ち上げが失敗。この影響で、当初16日の予定だった帰還日は22日にずれた。宇宙航空研究開発機構などによると、延期を知った古川さんは「それはいい。長くなっても構いません」「ぎりぎりまで実験ができるのはうれしい」と明るく話したという。
 古川さんの日課の一つが、ツイッターの更新。地球の写真やISSでの生活の様子をつづった。帰還を2週間後に控えた8日には「この5カ月間毎日忙しく充実していましたが、振り返ってみると早かった! というのが実感です」とした上で、「いつもみなさまの応援に力づけられており、感謝」と締めくくった。 

最終更新:11月19日(土)13時38分

お帰りなさいご苦労様でした。
また地球の重力に慣れお身体お大事にお過ごし下さい。

暗黒の稲妻