木崎良子 逆転優勝!五輪に前進!横浜国際女子マラソン
スポニチアネックス 11月20日(日)14時37分配信
 ロンドン五輪出場選考レースとなった横浜国際女子マラソンが20日、横浜・山下公園前をスタートして行われ、優勝候補の一人、木崎良子(ダイハツ)が2時間26分32秒で逆転優勝。五輪出場に大きく前進した。

【写真】初優勝し、インタビューで涙を見せる木崎良子

 2位には17秒差で前回優勝の尾崎好美(第一生命)が入った。3位は北京五輪6位のマーラ・ヤマウチ(イギリス)、4位に小出義雄監督の教え子、永尾薫(ユニバーサル)となった。

 女子の五輪選考レースとして初めてペースメーカーが採用されたレースは、気温24度という季節外れの気候の中でスタート。ペースメーカーの3人が19キロまでにすべて脱落するというアクシデントの中、尾崎ら日本人4人を中心とした5人の先頭集団が互いにけん制。それぞれの出方をうかがっていたが、6位にいたヤマウチが追い上げ、ペースが上がると、先頭集団は日本人3人とヤマウチの4人になった。

 31キロ付近で永尾がサングラスを外すとスパートをかけたが、余裕をもって走っていた尾崎らがピタリとマーク。逆に永尾は遅れをとった。

 32キロ過ぎからは尾崎、木崎、ヤマウチの3人の勝負となり、39キロ過ぎにヤマウチが脱落。最後は尾崎と木崎の戦いになり、40キロ過ぎに尾崎がスパートをかけリードしたが、木崎が41キロ過ぎで逆転、そのまま逃げ切った。

最終更新:11月20日(日)17時18分

木崎選手の精神力は素晴らしかった。
優勝おめでとう。

暗黒の稲妻