オウム事件の元取調官、林受刑者と今も問答
読売新聞 11月20日(日)3時1分配信
オウム真理教による一連の事件の裁判が、21日にも終結する。
地下鉄サリン事件の実行犯でありながら、事件解明につながる供述が評価され、極刑を免れた元教団幹部の林郁夫受刑者(64)は、無期懲役刑を受けている千葉刑務所でその日を迎える。供述を引き出した警視庁の取調官は、林受刑者と面会や文通を続け、事件といつまでも向き合っていくよう語りかけている。
事件当時、同庁機動捜査隊の警部補だった稲冨功さん(65)は年に1~2度、刑務所の面会室で林受刑者と会っている。6月の面会では、林受刑者の手紙にあった「犯罪はなぜ起きるのか」という問い掛けに、自らの考え方を20分にわたり語った。坊主頭の林受刑者は時折うなずきながら、真剣に聞き入っていたという。
石川県内で1995年4月8日、自転車を無断で使った容疑で逮捕され、移送されてきた林受刑者と、連日、向き合った。表情はこわばり、目はうつろだった。
医師だった受刑者を「先生」と呼び、同い年として思い出の音楽やドラマの話をして心を解きほぐした。5月6日夜、林受刑者は「サリンをまきました」と、突然自白した。稲冨さんは思わず、「先生ウソだろ。誰かをかばってるんじゃないの」と問いかけたが、林受刑者はその後、ほかの実行犯の名前も明かしていった。麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(56)を指す「尊師」という言葉は徐々に出なくなり、時折笑顔も見せるようになった。
最終更新:11月20日(日)3時1分
オウム関係の裁判は異常なくらい長引いているな・・・。
被害者のためにも早く結審してほしいが。
暗黒の稲妻
読売新聞 11月20日(日)3時1分配信
オウム真理教による一連の事件の裁判が、21日にも終結する。
地下鉄サリン事件の実行犯でありながら、事件解明につながる供述が評価され、極刑を免れた元教団幹部の林郁夫受刑者(64)は、無期懲役刑を受けている千葉刑務所でその日を迎える。供述を引き出した警視庁の取調官は、林受刑者と面会や文通を続け、事件といつまでも向き合っていくよう語りかけている。
事件当時、同庁機動捜査隊の警部補だった稲冨功さん(65)は年に1~2度、刑務所の面会室で林受刑者と会っている。6月の面会では、林受刑者の手紙にあった「犯罪はなぜ起きるのか」という問い掛けに、自らの考え方を20分にわたり語った。坊主頭の林受刑者は時折うなずきながら、真剣に聞き入っていたという。
石川県内で1995年4月8日、自転車を無断で使った容疑で逮捕され、移送されてきた林受刑者と、連日、向き合った。表情はこわばり、目はうつろだった。
医師だった受刑者を「先生」と呼び、同い年として思い出の音楽やドラマの話をして心を解きほぐした。5月6日夜、林受刑者は「サリンをまきました」と、突然自白した。稲冨さんは思わず、「先生ウソだろ。誰かをかばってるんじゃないの」と問いかけたが、林受刑者はその後、ほかの実行犯の名前も明かしていった。麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(56)を指す「尊師」という言葉は徐々に出なくなり、時折笑顔も見せるようになった。
最終更新:11月20日(日)3時1分
オウム関係の裁判は異常なくらい長引いているな・・・。
被害者のためにも早く結審してほしいが。
暗黒の稲妻