加速器、性能40倍に改造=宇宙の謎に迫る―高エネ研「スーパーKEKB」
時事通信 11月18日(金)18時26分配信

 高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の大型加速器「KEKB(Bファクトリー)」の性能を40倍に引き上げ、「スーパーKEKB」として2014年度の運転開始を目指す計画が18日、正式に始まった。国際実験グループのメンバーらが参加して記念式典が開かれ、改造工事現場が報道陣に公開された。
 1999年に始まったKEKB実験では、宇宙誕生時に存在した「反物質」が消え、現在ある物質だけが残った理由を説明できる成果を上げ、2008年の小林誠、益川敏英両博士のノーベル物理学賞受賞に貢献した。さらに、未知の素粒子が存在する可能性も示した。
 高エネ研の鈴木厚人機構長は記念式典で、イタリアが建設を計画する新加速器との競争に勝ち、スーパーKEKBで宇宙の謎と物質の起源にさらに迫りたいと述べた。 

最終更新:11月18日(金)19時43分

ハヤブサ以降科学技術分野にスポットが当たるようになり、こういう記事が出る度ワクワクする。
ぜひ頑張って欲しいな。

暗黒の稲妻