年内の冷温停止に自信 細野担当相が福島第1原発の工程表改定で
産経新聞 11月17日(木)18時46分配信
福島第1原発事故で、政府と東京電力の統合対策室は17日、事故収束に向けた工程表の改定版を公表した。放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられているとの見方を示した。1-3号機の原子炉圧力容器底部の温度は全て70度を下回って安定しているが、会見した細野豪志原発事故担当相は、原子炉の「冷温停止」を最大目標とする工程表「ステップ2」の達成宣言には踏み込まず、「ステップ2の年内達成は可能と考えている」と述べるにとどめた。
改訂版では、格納容器から新たに放出されている放射性物質の量は毎時0・6億ベクレルと、先月の同約1億ベクレルからさらに減少していると報告。これによる敷地境界での年間被ばく量は約0・1ミリシーベルトと、目標値(1ミリシーベルト)を大幅に下回っているとした。
また、圧力容器底部の温度は、1号機37度、2号機69度、3号機59度と100度以下で安定、損傷した核燃料が容器内に漏れだしていたとしても、十分に冷却されて蒸気発生が抑えられ、格納容器からの放射性物質の放出の危険も無いとの認識を示した。
ただ、細野担当相は「年内達成ありきで冷温停止判断がなされてはならない」と慎重姿勢を強調。循環注水冷却システムの安定雲煙が確保されていることなどを評価したうえで「冷温停止宣言」をし、年内の「ステップ2」完了につなげる考えを示した。
最終更新:11月17日(木)22時30分
関連記事で気になる記事があったので紹介しておこうと思う。
記者が見た福島第一原発 収集ほど遠い現実
放射性物質、10日で地球一周 半分以上が海に落下
この2つの記事を読んでいると寒気がしてくるのだが…。
暗黒の稲妻
産経新聞 11月17日(木)18時46分配信
福島第1原発事故で、政府と東京電力の統合対策室は17日、事故収束に向けた工程表の改定版を公表した。放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられているとの見方を示した。1-3号機の原子炉圧力容器底部の温度は全て70度を下回って安定しているが、会見した細野豪志原発事故担当相は、原子炉の「冷温停止」を最大目標とする工程表「ステップ2」の達成宣言には踏み込まず、「ステップ2の年内達成は可能と考えている」と述べるにとどめた。
改訂版では、格納容器から新たに放出されている放射性物質の量は毎時0・6億ベクレルと、先月の同約1億ベクレルからさらに減少していると報告。これによる敷地境界での年間被ばく量は約0・1ミリシーベルトと、目標値(1ミリシーベルト)を大幅に下回っているとした。
また、圧力容器底部の温度は、1号機37度、2号機69度、3号機59度と100度以下で安定、損傷した核燃料が容器内に漏れだしていたとしても、十分に冷却されて蒸気発生が抑えられ、格納容器からの放射性物質の放出の危険も無いとの認識を示した。
ただ、細野担当相は「年内達成ありきで冷温停止判断がなされてはならない」と慎重姿勢を強調。循環注水冷却システムの安定雲煙が確保されていることなどを評価したうえで「冷温停止宣言」をし、年内の「ステップ2」完了につなげる考えを示した。
最終更新:11月17日(木)22時30分
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