でんき予報「節電につながらず」 中部電、今冬は見送り

 中部電力は今冬、電力供給に余裕があるかどうかを毎日予想する「でんき予報」の実施を見送る方針を固めた。夏に使った3色のマークで示すやり方があまり節電意識の向上につながらなかったと判断したほか、冬の使用電力のピークは夏と違って予想しにくいため。

 中部電は今夏、浜岡原子力発電所の停止に伴う電力不足懸念を受けて「でんき予報」を実施した。気温や天候から予想した翌日の使用電力のピークに対して供給力がどれだけ余裕があるかを、緑、黄、赤の電池マークで示し、節電を呼びかけた。しかし、大半の日が「安定」を示す緑マークだったことから「常に電力に余裕があるかのような誤解を消費者に招いてしまった」(中部電幹部)。

 また、冬の使用電力のピークは暖房需要などで朝と夕の2回来るため、冷房需要で午後の気温が高い時間帯に1回だけ来る夏と比べて予想が難しいという。

(記事元:asahi.com)
URL:http://www.asahi.com/business/update/1117/NGY201111170006.html

中部電力では電力給に余裕があるかどうかを毎日予想する「でんき予報」の実施を見送る模様。

暗黒の稲妻