タイ人従業員にビザ発給=洪水被害、日本へ受け入れ
時事通信 11月15日(火)10時58分配信

 【バンコク時事】タイの洪水で被害を受けた日系企業のタイ人従業員を日本で受け入れるための査証(ビザ)発給が15日午前、始まった。日系企業側の要請を受け日本政府が決めた特例措置で、訪日するタイ人労働者は約30社の数千人になるとみられている。
 発給第1号となったのは、水没したタイ中部ナワナコン工業団地に工場を置く電子機器メーカー「ミック電子工業」の現地法人。日本大使館から業務委託されたバンコクの日本査証申請センターで7人分の査証を受け取った。
 同社の志賀秀之工場長によると、7人は勤続10年以上の熟練技術者。東京と福島県いわき市に工場があり、即戦力として期待されている。工場長は「慣れている人を送り込み、効率的に作業を進めて商品を供給したい」と話した。 

最終更新:11月15日(火)19時31分

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