ヒメヒナコウモリ 繁殖初確認
11月10日 14時28分

国内では極めて珍しいコウモリ、「ヒメヒナコウモリ」が、北海道のオホーツク海側の町で繁殖しているのが初めて確認されました。国内で繁殖が確認されるのは初めてで、環境省は今後絶滅のおそれが最も高い動物としての指定に向けて手続きを進めることにしています。
ヒメヒナコウモリは、体長5センチ前後で主にヨーロッパに生息し、国内ではこれまで北海道と東北の4か所で1匹づつ見つかっていますが、生息の状況などは詳しく分かっていませんでした。こうしたなかでコウモリについて研究している北海道根室市の近藤憲久学芸員が、ことし6月、オホーツク海側の大空町で建物の壁の隙間でヒメヒナコウモリおよそ60匹を見つけました。さらに、8月から9月にかけてはコウモリの子どもおよそ100匹が同じ壁の隙間を出入りしているのを発見しました。ヒメヒナコウモリの繁殖が確認されたのは国内で初めてです。近藤学芸員から情報の提供を受けた環境省は「まとまった数のヒメヒナコウモリが確認されたのは初めてで貴重だ」として、今後、レッドデータブックに絶滅のおそれが最も高い動物としての指定に向けて手続きを進めることにしています。近藤学芸員は「繁殖が確認されたのは大空町だけなので、今後、保護していく必要がある」と指摘しています。

(記事ネタ:NHKニュース)
URL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111110/t10013868521000.html

Wikipediaによれば分布は
ヒメヒナコウモリは中央ヨーロッパ、南ヨーロッパ及びアジアで見られる。天然での生息場所は、山、ステップ、森林地帯だが、西ヨーロッパでは、主として街の中に住んでいる。殺虫剤の影響や生息地の減少によって絶滅が危惧されるとして、保護の対象となっている。

(Wikipedia ヒメヒナコウモリより一部抜粋して転載)
とある。
今後絶滅しない事を願いたいが。

暗黒の稲妻