S&Pが仏格下げ示唆の文書を誤送信、仏当局が調査
ロイター 11月11日(金)7時15分配信

[ニューヨーク/パリ 10日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、同社がフランスの格付けを引き下げたことを示唆する文書が誤って社外に送信されたことを明らかにした。

 S&Pは技術的なミスによるものとし、フランスの格付けは「トリプルA」、格付け見通しは「安定的」から変更されていないことを確認した。

 S&Pによると、問題の文書は同社のウェブサイトの一部登録者宛てに自動的に送信された。現在、原因の究明を行っているとしている。

 S&Pの広報担当者はロイターの取材に対し電子メールで「送付された文書のリンクをクリックすれば、フランスの格付けが変更されていないことがわかったはずだ」と述べている。

 この日はフランス国債利回りが上昇し、10年物のフランス国債と独連邦債との利回り格差はユーロ導入以来の水準に拡大した。

 フランスのバロワン経済・財政・産業相はこうした事態を受け、当局に対し原因究明を要請。フランス金融市場庁(AMF)は直ちに調査を開始すると同時に、欧州証券監督機構(ESMA)に対し報告を行った。

最終更新:11月11日(金)14時30分

何となく謀略の臭いがするんだけどね。
これを基に取り締まる事は必要なんじゃないのかな。
今の世界はマネーゲームの加熱で完全に混乱し駄目になっていく一方な気がするんだが。
そもそも実態経済無視のこんな状態でずっとやっていけるはずがないんだが。
物やサービスを買うツールに過ぎない「金」という物が完全に一人歩きして逆に世界を翻弄していないのかね。
こんな風にしたのは他ならぬアメリカが発端だが、そろそろ金に振り回されるような時代は終わりにして、健全な実態経済の重要性についてもう一度考え直す時期が来てるんじゃないのかな。

暗黒の稲妻