<シリア>武力弾圧の死者3500人超に 国連が発表
毎日新聞 11月9日(水)18時46分配信

 【カイロ和田浩明】国連人権高等弁務官事務所(本部ジュネーブ)は8日、シリアのアサド政権による民主化運動への武力弾圧の死者が3500人を超えたと発表した。

 国連によると、2日にアラブ連盟の調停で暴力行為の中止と反体制派との対話に合意した後も、シリア軍・治安部隊は60人以上を殺害している。シリア国営通信は「武装テロリスト集団」が暗躍中と正当化している。中部ハマでは離反兵士集団との交戦が続くなど、治安の混乱が続いている。

 また、シリア政府は6日に政治囚553人の釈放を発表したが、「数万人が拘束され続け、日々数十人が捕まっている」(国連)という。

 シリア反体制派を支援する国際団体などによると、中部ホムスでは軍・治安部隊が戦車や重火器を投入して民間人居住区域を攻撃。住民は食料や水、医薬品の不足に直面している。

最終更新:11月9日(水)18時46分

人が無駄に殺されるのが余りにも残酷でいたたまれない。
早く解決するといいのだが。

暗黒の稲妻