ニコン参入で話題沸騰ミラーレス一眼の選び方
web R25 11月6日(日)7時15分配信

この秋、ニコンが参入したことでますます過熱するミラーレス一眼市場。いまやレンズ交換式デジカメの販売台数のうち4割以上を占め、今後さらに拡大する勢いです。けれど、ミラーレスの特徴を十分に理解している人はそう多くありません。みなさんも漠然と「一眼レフ>ミラーレス>コンパクトデジカメ」と捉えていませんか? そこで、同じ「レンズ交換式」の一眼レフとミラーレスの違いについて写真家の塙真一さんにうかがいました。

「いろいろあるんですが使い勝手に絞ると、両者の大きな違いは、『撮影前にどんな写真が撮れるのかがわかる/わからない』という点です。一眼レフはファインダーをのぞきながら、どんな写真が撮れるんだろう?といろいろ想像したり設定を操作して撮ります。かたやミラーレス一眼は、いわば『レンズが交換できるコンデジ』なので液晶を見れば撮影前にどんな写真が撮れるのかがわかります」

つまり、両者の良さはそれぞれで、一眼レフは自分で機械を操る楽しさがあり、ミラーレスは誰もが手軽に高画質の写真が撮れる楽しさがあると。最近では専用レンズの開発や、映像エンジンの進化、オートフォーカスのスピードアップなどにより、一眼レフ入門機や中級機にも匹敵する画質のミラーレスまで出てきたそう。でもいろんなメーカーから出ていてどれを選べばいいのやら。

「小さく持ち歩ける一眼レフの代わりとして、真面目に写真に取り組みたいのならパナソニック。トイカメラ風やジオラマ風などのアートフィルターで遊びたいのならオリンパス。パノラマや三脚なしの夜景撮影などこれまでのカメラで撮れなかった絵をハイテクで残したいのならソニー。大ざっぱですけど、こんな感じですね」

それぞれに特徴があるので、後は使い方に合わせて選べばいいんですが、意外と悩んだ末にデザインやブランドで最初に欲しいと思ったモデルを買ってしまったりするんですよね(笑)。
(熊山 准)
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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最終更新:11月6日(日)7時15分

こういう記事読む益々選ぶのが迷うのだが…苦笑。

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