コロンビア治安部隊が左翼ゲリラ司令官を殺害、組織弱体化は必至
ロイター 11月5日(土)15時44分配信


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 11月4日、コロンビア国防省は、同国の治安部隊が、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」のアルフォンソ・カノ最高司令官(写真)を殺害したことを明らかにした。2001年2月撮影(2011年 ロイター/Eliana Aponte)
 [ボゴタ 4日 ロイター] コロンビア国防省は4日、同国の治安部隊が、中南米最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」のアルフォンソ・カノ最高司令官(63)を殺害したことを明らかにした。FARCは2002年以降の政府軍による掃討作戦で弱体化を続けていたが、カノ氏の死亡でさらに衰退が進むことは必至とみられる。

 政府当局者はロイターに対し、カノ最高司令官は交戦中に死亡したとする一方で、現時点では死亡状況の詳細は把握できていないと述べた。

 カノ氏は、FARCの創設者マヌエル・マルランダ前最高司令官が死亡した2008年から同組織を率いていた。コロンビア政府はカノ最高司令官の拘束につながる情報の提供者に対し、370万ドル(約2億9000万円)を支払うと発表していた。

 FARCは1964年に結成され、ジャングルを拠点に誘拐事件を頻発させてきたが、ウリベ前政権の掃討作戦強化で弱体化していた。

最終更新:11月5日(土)16時10分

麻薬カルテルもそうだったがコロンビアは物凄い辛抱強く、気を長くして潰す時は潰す国だね。
貧富の格差が激しさが左翼ゲリラの温床になっていたのだろう。
この連中は存在が自己目的化し、支持基盤である農民を重用し、略奪を図るようになった。
それであれば静かに平和的で民主主義的な手段で社会を変えるという選択肢を採用すべきではなかったのかな。

暗黒の稲妻