小川監督、熱血采配!畠山初戦ダメなら4番剥奪…ヤクルト
スポーツ報知 11月2日(水)8時2分配信
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記者の質問に答える小川監督
クライマックスシリーズ(CS)第1S(神宮)で巨人を破り、初の最終S(ナゴヤD)進出を決めたヤクルト・小川淳司監督(54)が1日、中日との決戦を前に「聖域なきCS采配」を振る覚悟を示した。指揮官は2戦目で4失点した守護神・林昌勇投手(35)の配置転換を決断。最終S初戦の結果次第で、4番・畠山和洋内野手(29)のスタメン落ちまで示唆した。レギュラーシーズン中の辛抱強い采配・用兵を改めて、落合竜へのリベンジにかける。
会心の勝利から一夜。休む間もなく最終Sを控え、神宮クラブハウスで会見を行った小川監督は、厳しい表情で言い切った。
「(キーマンは)打線でいえば畠山。ペナント終盤から、この(CS第1S)3試合も、へばった状態でよくない。(10月31日の)巨人戦でも(外すことを)少し考えた。彼が打ってくれないと打線が機能しない」。第1Sで10打数1安打と当たりの止まった主砲へ、事実上の“最後通告”を突きつけた。
2戦目で試合を壊した「守護神」の座もはく奪だ。1点を追う9回から登板した林昌勇は、2/3回を4失点。31日の登板はなく、最終回は館山がブルペンで肩を作り、村中が試合を締めくくった。「コントロールも球威も厳しかった。使わないとやり繰りできないけど、使う場所に関しては考えないといけない」。2日からはルーキー左腕の久古が昇格し、総動員で乗り切る構えだ。
「短期決戦なので、今の状態で使える選手を判断しないといけない」と繰り返す小川監督は、最終Sでも即断即決の姿勢を貫く。圧倒的に「巨人有利」とされた下馬評を覆した理由のひとつは、常識にとらわれない大胆な積極采配だ。初戦は先発の館山に続き、2番手でプロ初リリーフの村中を投入して先勝。
第2戦でもエースの石川が2点を取られた直後の5回途中であっさり交代。1勝1敗として迎えた3戦目は、巨人戦初先発の赤川を抜てき。上田、福地ら途中出場で起用した脇役の活躍も光った。
中日戦でのポイントには「先制点」を挙げた。10ゲーム差を逆転され、0・5ゲーム差で迎えた10月10日からの首位決戦4連戦では、いずれも先制点を許して悪夢の4連敗。V逸の悔しさはナインの胸に深く刻まれている。「選手はやってくれると信じている。当たって砕けろですね」。失うものは何もない。今こそ小川ヤクルトの集大成を見せつける。
◆小川監督のCS大胆采配
▽村中を中継ぎで再生 必勝を誓った初戦は、プロでリリーフ経験のない村中を2番手で起用して勝利。3戦目も中1日で投入してセーブをマーク。不調だった左腕は配置転換から完全復活。
▽代打がピタリ 初戦の1点を追う5回に、館山の代打・藤本が同点適時打。今季最終戦で広島・前田健のノーヒットノーランを阻止するチーム初安打を放ったバットにかけた。2戦目の2点を追う5回にも、代打・川本も適時打を放った。
▽勝負のオーダー変更 1勝1敗で迎えた3戦目は「攻撃型オーダー」として、守備に不安のある畠山が約2か月ぶりに左翼で先発。一塁はホワイトセル。守備固めで左翼に入った福地が、3点目の適時打を放った。
最終更新:11月2日(水)13時47分
畠山選手を本当に外したらかなり打線が薄っぺらくなるから発破かけてるだけだと思うがそれだけ期待されてるって事だろうね。
脇役の活躍も光ったというか脇役しか活躍してない印象。
中軸にもしっかりして欲しい。
暗黒の稲妻
スポーツ報知 11月2日(水)8時2分配信

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記者の質問に答える小川監督
クライマックスシリーズ(CS)第1S(神宮)で巨人を破り、初の最終S(ナゴヤD)進出を決めたヤクルト・小川淳司監督(54)が1日、中日との決戦を前に「聖域なきCS采配」を振る覚悟を示した。指揮官は2戦目で4失点した守護神・林昌勇投手(35)の配置転換を決断。最終S初戦の結果次第で、4番・畠山和洋内野手(29)のスタメン落ちまで示唆した。レギュラーシーズン中の辛抱強い采配・用兵を改めて、落合竜へのリベンジにかける。
会心の勝利から一夜。休む間もなく最終Sを控え、神宮クラブハウスで会見を行った小川監督は、厳しい表情で言い切った。
「(キーマンは)打線でいえば畠山。ペナント終盤から、この(CS第1S)3試合も、へばった状態でよくない。(10月31日の)巨人戦でも(外すことを)少し考えた。彼が打ってくれないと打線が機能しない」。第1Sで10打数1安打と当たりの止まった主砲へ、事実上の“最後通告”を突きつけた。
2戦目で試合を壊した「守護神」の座もはく奪だ。1点を追う9回から登板した林昌勇は、2/3回を4失点。31日の登板はなく、最終回は館山がブルペンで肩を作り、村中が試合を締めくくった。「コントロールも球威も厳しかった。使わないとやり繰りできないけど、使う場所に関しては考えないといけない」。2日からはルーキー左腕の久古が昇格し、総動員で乗り切る構えだ。
「短期決戦なので、今の状態で使える選手を判断しないといけない」と繰り返す小川監督は、最終Sでも即断即決の姿勢を貫く。圧倒的に「巨人有利」とされた下馬評を覆した理由のひとつは、常識にとらわれない大胆な積極采配だ。初戦は先発の館山に続き、2番手でプロ初リリーフの村中を投入して先勝。
第2戦でもエースの石川が2点を取られた直後の5回途中であっさり交代。1勝1敗として迎えた3戦目は、巨人戦初先発の赤川を抜てき。上田、福地ら途中出場で起用した脇役の活躍も光った。
中日戦でのポイントには「先制点」を挙げた。10ゲーム差を逆転され、0・5ゲーム差で迎えた10月10日からの首位決戦4連戦では、いずれも先制点を許して悪夢の4連敗。V逸の悔しさはナインの胸に深く刻まれている。「選手はやってくれると信じている。当たって砕けろですね」。失うものは何もない。今こそ小川ヤクルトの集大成を見せつける。
◆小川監督のCS大胆采配
▽村中を中継ぎで再生 必勝を誓った初戦は、プロでリリーフ経験のない村中を2番手で起用して勝利。3戦目も中1日で投入してセーブをマーク。不調だった左腕は配置転換から完全復活。
▽代打がピタリ 初戦の1点を追う5回に、館山の代打・藤本が同点適時打。今季最終戦で広島・前田健のノーヒットノーランを阻止するチーム初安打を放ったバットにかけた。2戦目の2点を追う5回にも、代打・川本も適時打を放った。
▽勝負のオーダー変更 1勝1敗で迎えた3戦目は「攻撃型オーダー」として、守備に不安のある畠山が約2か月ぶりに左翼で先発。一塁はホワイトセル。守備固めで左翼に入った福地が、3点目の適時打を放った。
最終更新:11月2日(水)13時47分
畠山選手を本当に外したらかなり打線が薄っぺらくなるから発破かけてるだけだと思うがそれだけ期待されてるって事だろうね。
脇役の活躍も光ったというか脇役しか活躍してない印象。
中軸にもしっかりして欲しい。
暗黒の稲妻