玄海原発4号機の運転再開 九州電力


運転再開が発表された玄海原発4号機(手前)=佐賀県玄海町、本社ヘリから、森下東樹撮影拡大
拡大
  
玄海原発4号機の運転再開について会見する九電の豊嶋直幸・原子力発電本部部長=1日午後7時45分、福岡市の九電本店、関田航撮影拡大

 九州電力は1日午後11時、トラブルで停止していた玄海原発4号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)の運転を再開した。止まっていた原発の運転再開は東京電力福島第一原発事故以来、初めて。古川康・佐賀県知事や岸本英雄・玄海町長がこの日、再開容認の姿勢を示したことから「地元の理解も得られた」と判断した。

 九電によると、1日午後11時に原子炉を再起動し、2日午後に発電再開して、4日には通常運転に戻る予定。定期検査に入る12月中旬まで約1カ月半の稼働で、火力発電に使う燃料費を約135億~180億円、石油換算で約30万キロリットル節約できるという。

 九電は再開方針を10月31日夜に発表。前後して地元住民らに周知を始めた。1日午前には山元春義副社長が玄海町を訪れ、岸本町長と会談。トラブル原因や対策をまとめた報告が国に「おおむね妥当」と評価されたことを踏まえ、運転再開への理解を求めた。

 岸本町長は会談後、「4号機については国から安全性の確認を得た」と明言。古川知事も1日夕、県庁で報道陣に「規制の責任を負う国が判断されたのであれば、これまでと同じように受け入れる」と述べ、再開を認める意向を示した。

(記事元:asahi.com)
URL:http://www.asahi.com/national/update/1101/SEB201111010025.html

玄海原発4号機の運転が再開したという記事。

暗黒の稲妻