キャンプ座間で日米合同委、一部返還を正式に合意/神奈川
カナロコ 11月1日(火)6時30分配信


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 日米合同委員会は31日、在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)の返還候補地5・4ヘクタール(全体の約2・3%)について、日本側に返還することで正式に合意した。ただ、具体的な時期は「返還予定地内に現在ある施設の移設終了後」などとされており、決まっていない。

 同日、防衛省が発表した。今回、返還が決まった土地は敷地南側で現在、家族用住宅用地になっている。2006年5月、米軍再編に伴う日米安全保障協議委員会(2プラス2)でまず1・1ヘクタールの返還が決定。座間市は09年10月、国からさらに隣接する4・3ヘクタールの返還を提示されていた。東日本大震災の発生で正式合意に遅れが出ていたとみられる。

 防衛省は返還後、キャンプ座間に移転する陸上自衛隊中央即応集団司令部の家族宿舎を建設する予定。市は一画を国から借りて、総合的な病院を誘致する計画を立てている。

 遠藤三紀夫市長は「市の悲願の返還合意がなされたことに心から感謝する。病院誘致に向け、不退転の決意で取り組みたい」とコメントした。

最終更新:11月1日(火)6時30分

日米合同委員会は31日、在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)の返還候補地5・4ヘクタール(全体の約2・3%)について、日本側に返還することで正式に合意したそうだ。

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