崩壊ビルで次々遺体、響く悲痛な声・焦る救援隊
読売新聞 10月24日(月)22時28分配信


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読売新聞
 記者(三好)がエルジシュに入ったのは24日昼前。トルコ各地から集まった救援隊による懸命の救出作業が行われていた。

 「携帯電話で救出を求めてきた人がいる。この下にまだ生存者がいるはずだ」

 現場で救援活動にあたる女性緊急救援隊員は焦りを見せた。

 商店が並ぶ中心街で、コンクリート製の5階建てアパートがぺしゃりとつぶれていた。並びの2軒のビルも大きく傾き、壁が崩落して家具がむき出しになっている。

 ショベルカーががれきを取り除くと、オレンジ色の制服の救援隊員が折れ曲がった柱の間から中をうかがう。しかし、届くのは悲報ばかりだ。

 「赤ん坊の遺体が見つかった」。救援隊の1人が押し殺したような声をあげた。やがて黒いコートにくるまれた小さな遺体が救急車に運び込まれていった。祖父とみられる初老の男が頭をかかえ号泣した。救援隊のメフメト・タシュデミルさん(41)は「隣に母親の遺体がある。授乳中だったようだ」と唇をかんだ。

最終更新:10月25日(火)1時20分

何とも痛ましいというかやるせないと言うか。
一人でも多くの人が助かることを祈るばかりだ。

暗黒の稲妻