プレステスマホ「Xperia PLAY」でどれだけ遊べる?
nikkei TRENDYnet 10月24日(月)11時18分配信
NTTドコモが2011年10月26日に発売する「Xperia PLAY SO-01D」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、スライド式のゲームキーパッドを内蔵し、ゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。ソニー・コ...
NTTドコモが2011年10月26日に発売する「Xperia PLAY SO-01D」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、スライド式のゲームキーパッドを内蔵し、ゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。ソニー・コンピュータエンタテインメントが提供するライセンスプログラム「PlayStation Certified」の認定機種で、「PlayStation Store」から初代「プレイステーション」などの対応ゲームを購入して遊べる。ほかのXperiaシリーズと同じアプリを搭載し、スマートフォンとしての完成度も高い。Xperia PLAYのゲーム機としては実力を見ていきたい。
【詳細画像または表】
厚みがある分、ゲームスタイル時に持ちやすい
ディスプレイは854×480ドット表示の4.0インチ。4.2インチや4.5インチのスマートフォンに比べると、画面がやや小さい印象だ。ボディーは光沢のあるプラスチック製。側面やボタン類はクローム仕上げになっている。質感はまずまずといったところだ。
重さは約175g。手に持つとずっしりした感触がある。厚さは16.4mm。スライド式のゲームキーパッドを備える分、厚みがある。手で握る部分がくぼんでおり、安定して持てる。厚みはあるが手になじんでゲームをしやすい。
ディスプレイの画質は明るくてコントラストや発色も良好だ。スピーカーはステレオスピーカーを搭載しており、ヘッドホンをつけなくてもよい音楽でゲームや音楽、映画が楽しめる。
物理ボタンは反応が良く、タッチパネルよりも遊びやすい
Xperia PLAYは、ゲーム操作に適したゲームキーパッドを搭載するのが特徴だ。ゲームキーパッドは、本体をスライドさせて開くと現れる。やや小ぶりだが、携帯ゲーム機感覚で操作できる。ゲームキーパッドはゲームだけでなく、一部、OSやアプリの操作もできる。
遊べるゲームは大きく分けて2タイプある。Xperia PLAYは、Android上でゲームを楽しむためのソニー・コンピュータエンタテインメントのライセンスプログラムPlayStation Certifiedに対応している。まずこのPlayStation Certified対応端末向けのゲームを遊べる。ゲームは初代のプレイステーションのタイトルで、オンラインストアのPlayStation Storeからを購入して遊べるようになっている。
「みんなのGOLF 2」「クラッシュ・バンディクー」がプリインストールされているほか、「LocoRoco -Midnight Carnival- 傑作集」を無料でダウンロードできる。PlayStation Storeには20タイトル以上のゲームがあり、追加購入できる。ゲームを購入するには、PSNかSENのIDが必要だ。
PlayStation Certifiedに対応している製品としては、ソニーのAndroidタブレット「Sony Tablet」がある。同じIDを使えばSony Tabletで購入したゲームをXperia PLAYで遊ぶことができる。ただし逆(Xperia PLAYで購入したゲームをSony Tabletで遊ぶ)はできないタイトルが一部ある。10月19日にストアがオープンしており、18タイトルを販売している。発売中のゲームの価格は600円。Xperia PLAYでもおそらく同じ価格で販売するものと思われる。
そしてPlayStation Certified対応端末向けゲームとは別に、Xperia PLAY対応ゲームがある。こちらは3タイトルがプリインストールされていて、専用の管理アプリ「Xperia PLAY Game Launcher」で管理する。本体をスライドさせてゲームキーパッドを出すと、自動的にこの管理アプリが表示され、素早くゲームを起動できる。
Xperia PLAYでゲームを試したところ、滑らかに動く3Dグラフィックスとレスポンスのよいゲームキーパッドで、専用の携帯ゲーム機と同様の感覚で遊べた。タッチパネルで操作するよりも、物理的なボタンを押して操作する方がやはり操作しやすい。これがXperia PLAYの大きなメリットだろう。
ゲームに特化した高性能GPUを搭載
CPUにはMSM8255(1.0GHz)を搭載する。第2世代のSnapdragonで、現在、多くのスマートフォンに採用されているものだ。Xperia arcや同 acroにも採用されていて、処理性能これらとほぼ同等と言える。違いはGPU。「Adreno 205」という高性能なGPUを搭載し、高精細なグラフィックスをスムーズに描写できるようにしている。これにより、ゲームの滑らかな動きを実現している。
受信時最大14Mbps、送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに対応。IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth2.1+EDRも備える。最大5台までのWi-Fi機器をインターネットに接続できるテザリング機能も搭載する。緊急速報エリアメール、spモードも利用可能だ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能には対応していない。
スマホとしてはXperia acroに近い
ゲーム以外のアプリは、Xperia acroに近い。ホーム画面にはFacebook、Twitter、mixiなどSNSのタイムライン、メッセージ、通話履歴をまとめて表示する「Timespace」が表示される。音楽再生機能は、イコライザ機能やパソコンとの連携ソフトが用意されているなど、Androidスマートフォンの中では充実している。日本語入力環境では、ソニー・エリクソン独自の文字入力アシスト機能「POBox Touch 4.3」を搭載。日本語と英語の予測変換や音声入力、母音キーを強調した日本語入力用キーボードを利用できる。
ゲーム好きの心をくすぐるAndroidスマホ
Xperia PLAY SO-01Dはゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。発売前の試作機でのテストだったが、ゲームキーパッドは使いやすく、携帯ゲーム機と変わらない使い勝手だった。タッチ操作だけのゲームと比べて、反応が早く、プレイステーションやプレイステーションポータブルを使ったことのある人なら、迷うことなく操作できる。
ゲーム機能を抜きにしても、Xperia acroと同様の使い勝手を持つAndroidスマートフォンとして利用できる。特に音楽プレーヤー機能と日本語入力環境は、充実していて使いやすい。ただし、ワンセグなどのいわゆるガラケー機能はないので注意したい。
(文/湯浅 英夫)
最終更新:10月24日(月)11時18分
画面やボタンの操作もさる事ながら問題はバッテリーだと思うが…。
暗黒の稲妻
nikkei TRENDYnet 10月24日(月)11時18分配信

NTTドコモが2011年10月26日に発売する「Xperia PLAY SO-01D」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、スライド式のゲームキーパッドを内蔵し、ゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。ソニー・コ...
NTTドコモが2011年10月26日に発売する「Xperia PLAY SO-01D」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、スライド式のゲームキーパッドを内蔵し、ゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。ソニー・コンピュータエンタテインメントが提供するライセンスプログラム「PlayStation Certified」の認定機種で、「PlayStation Store」から初代「プレイステーション」などの対応ゲームを購入して遊べる。ほかのXperiaシリーズと同じアプリを搭載し、スマートフォンとしての完成度も高い。Xperia PLAYのゲーム機としては実力を見ていきたい。
【詳細画像または表】
厚みがある分、ゲームスタイル時に持ちやすい
ディスプレイは854×480ドット表示の4.0インチ。4.2インチや4.5インチのスマートフォンに比べると、画面がやや小さい印象だ。ボディーは光沢のあるプラスチック製。側面やボタン類はクローム仕上げになっている。質感はまずまずといったところだ。
重さは約175g。手に持つとずっしりした感触がある。厚さは16.4mm。スライド式のゲームキーパッドを備える分、厚みがある。手で握る部分がくぼんでおり、安定して持てる。厚みはあるが手になじんでゲームをしやすい。
ディスプレイの画質は明るくてコントラストや発色も良好だ。スピーカーはステレオスピーカーを搭載しており、ヘッドホンをつけなくてもよい音楽でゲームや音楽、映画が楽しめる。
物理ボタンは反応が良く、タッチパネルよりも遊びやすい
Xperia PLAYは、ゲーム操作に適したゲームキーパッドを搭載するのが特徴だ。ゲームキーパッドは、本体をスライドさせて開くと現れる。やや小ぶりだが、携帯ゲーム機感覚で操作できる。ゲームキーパッドはゲームだけでなく、一部、OSやアプリの操作もできる。
遊べるゲームは大きく分けて2タイプある。Xperia PLAYは、Android上でゲームを楽しむためのソニー・コンピュータエンタテインメントのライセンスプログラムPlayStation Certifiedに対応している。まずこのPlayStation Certified対応端末向けのゲームを遊べる。ゲームは初代のプレイステーションのタイトルで、オンラインストアのPlayStation Storeからを購入して遊べるようになっている。
「みんなのGOLF 2」「クラッシュ・バンディクー」がプリインストールされているほか、「LocoRoco -Midnight Carnival- 傑作集」を無料でダウンロードできる。PlayStation Storeには20タイトル以上のゲームがあり、追加購入できる。ゲームを購入するには、PSNかSENのIDが必要だ。
PlayStation Certifiedに対応している製品としては、ソニーのAndroidタブレット「Sony Tablet」がある。同じIDを使えばSony Tabletで購入したゲームをXperia PLAYで遊ぶことができる。ただし逆(Xperia PLAYで購入したゲームをSony Tabletで遊ぶ)はできないタイトルが一部ある。10月19日にストアがオープンしており、18タイトルを販売している。発売中のゲームの価格は600円。Xperia PLAYでもおそらく同じ価格で販売するものと思われる。
そしてPlayStation Certified対応端末向けゲームとは別に、Xperia PLAY対応ゲームがある。こちらは3タイトルがプリインストールされていて、専用の管理アプリ「Xperia PLAY Game Launcher」で管理する。本体をスライドさせてゲームキーパッドを出すと、自動的にこの管理アプリが表示され、素早くゲームを起動できる。
Xperia PLAYでゲームを試したところ、滑らかに動く3Dグラフィックスとレスポンスのよいゲームキーパッドで、専用の携帯ゲーム機と同様の感覚で遊べた。タッチパネルで操作するよりも、物理的なボタンを押して操作する方がやはり操作しやすい。これがXperia PLAYの大きなメリットだろう。
ゲームに特化した高性能GPUを搭載
CPUにはMSM8255(1.0GHz)を搭載する。第2世代のSnapdragonで、現在、多くのスマートフォンに採用されているものだ。Xperia arcや同 acroにも採用されていて、処理性能これらとほぼ同等と言える。違いはGPU。「Adreno 205」という高性能なGPUを搭載し、高精細なグラフィックスをスムーズに描写できるようにしている。これにより、ゲームの滑らかな動きを実現している。
受信時最大14Mbps、送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに対応。IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth2.1+EDRも備える。最大5台までのWi-Fi機器をインターネットに接続できるテザリング機能も搭載する。緊急速報エリアメール、spモードも利用可能だ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能には対応していない。
スマホとしてはXperia acroに近い
ゲーム以外のアプリは、Xperia acroに近い。ホーム画面にはFacebook、Twitter、mixiなどSNSのタイムライン、メッセージ、通話履歴をまとめて表示する「Timespace」が表示される。音楽再生機能は、イコライザ機能やパソコンとの連携ソフトが用意されているなど、Androidスマートフォンの中では充実している。日本語入力環境では、ソニー・エリクソン独自の文字入力アシスト機能「POBox Touch 4.3」を搭載。日本語と英語の予測変換や音声入力、母音キーを強調した日本語入力用キーボードを利用できる。
ゲーム好きの心をくすぐるAndroidスマホ
Xperia PLAY SO-01Dはゲームに特化したAndroidスマートフォンだ。発売前の試作機でのテストだったが、ゲームキーパッドは使いやすく、携帯ゲーム機と変わらない使い勝手だった。タッチ操作だけのゲームと比べて、反応が早く、プレイステーションやプレイステーションポータブルを使ったことのある人なら、迷うことなく操作できる。
ゲーム機能を抜きにしても、Xperia acroと同様の使い勝手を持つAndroidスマートフォンとして利用できる。特に音楽プレーヤー機能と日本語入力環境は、充実していて使いやすい。ただし、ワンセグなどのいわゆるガラケー機能はないので注意したい。
(文/湯浅 英夫)
最終更新:10月24日(月)11時18分
画面やボタンの操作もさる事ながら問題はバッテリーだと思うが…。
暗黒の稲妻