人のES細胞特許、研究でも認めず…欧州司法裁
読売新聞 10月19日(水)11時43分配信

 【ロンドン支局】欧州司法裁判所(ルクセンブルク)は18日、人間の受精卵から作ったES細胞(胚性幹細胞)を使った技術について、研究目的であっても特許を認めないとする決定を下した。

 AP通信が伝えた。今回の決定により、欧州では研究にかかる費用を回収できなくなり、ES細胞の研究に支障が出る恐れがあるとの懸念が広がっている。

 ES細胞は様々な組織の細胞に変化できるため、効果的な治療法が見つかっていないパーキンソン病など、再生医療での応用が期待される。しかし受精卵を壊して作製するのは宗教や倫理上の問題があるとして議論になっていた。

最終更新:10月19日(水)11時43分

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