カダフィ派拠点バニワリード制圧、国民評議会が全土掌握に前進
ロイター 10月18日(火)9時26分配信


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 10月17日、リビアの国民評議会の司令官は、政権崩壊後もカダフィ大佐派が掌握していた西部バニワリードを制圧したと明らかにした。写真は制圧を喜ぶ反カダフィ派兵士ら(2011年 ロイター/Ismail Zetouni)
 [バニワリード(リビア) 18日 ロイター] リビア暫定統治機構の国民評議会(NTC)の司令官は17日、政権崩壊後もカダフィ大佐派が掌握していた西部バニワリードを制圧したと明らかにした。

【写真】カダフィ大佐派拠点をめぐる攻防

 司令官は「バニワリードは完全に自由になり、解放された。100%だ」と語った。ロイターの取材班は、首都トリポリの南150キロの砂漠地帯にあるバニワリード市内の中心部に入ったが、大佐派の抵抗を示すものは目にしなかった。

 カダフィ政権が崩壊したトリポリ陥落から約2カ月が経過。バニワリード制圧でNTCが目指す全土掌握に一歩前進し、カダフィ大佐派の拠点は大佐出身地の中部シルトなどを残すのみとなった。

 バニワリード市内では、祝砲や花火が打ち上げられ、車のクラクションが鳴り響いた。3色の新国旗もはためく中、兵士の1人は「カダフィがこれを見たら、降参するだろう」と話し、涙ぐむ兵士の姿もあった。

 NTCは数週間にわたってバニワリードを包囲し、同市内に住むカダフィ派部族のリーダーらと投降交渉を行うなどして、制圧を目指していた。

最終更新:10月18日(火)11時9分

アフリカは経済は発展せず、食料も不足しているのに武器だけは大量にあるんだね。
リビアの解放は間近だろうが、その瞬間からこの民兵達は大量失業者となって治安悪化の原因になることは目に見えているだろうかね。

暗黒の稲妻