ローソン、セブン&アイ、イオン… 競争の舞台はネットスーパーに
フジサンケイ ビジネスアイ 10月12日(水)8時15分配信

>拡大写真 ネットスーパー参入を発表したローソンの加茂正治エンタテイメント・ECグループCEO(右)=11日、東京都港区(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 ローソンは11日、生鮮食品宅配サービスの「らでぃっしゅぼーや」と提携し、ネットスーパー事業に参入すると発表した。両社が合弁で設立した新会社が、同日付でインターネット上に「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット」をオープンした。大手コンビニエンスストアのネットスーパー参入は初めて。流通業界では、日常の買い物に苦労している高齢者などの「買い物弱者」や、働く主婦の需要を狙い、すでにセブン&アイ・ホールディングスやイオンがネットスーパーを展開しており、今後、各社の顧客獲得競争が激しくなりそうだ。

[表で見る]全国展開する「ネットスーパー」は? 分量吟味で効率的、節約にも

 合弁新会社の資本金は2500万円で、ローソンが51%、らでぃっしゅが49%出資した。ローソンのプライベートブランド(PB=自主企画)の食品や日用品、らでぃっしゅの野菜や肉、魚、果物などの生鮮食品など約1000品目を取り扱い、1品から注文を受け付ける。入会費、年会費は無料。新鮮な産地直送を売りに、特に鮮度が求められる葉物などの野菜は顧客からの注文後に収穫して届ける。このため、顧客に商品が届くのは最短でも3日後になるという。

 セブン&アイやイオンのネットスーパーは即日または翌日の配送に対応しているが、ローソンのエンタテイメント・ECグループの加茂正治CEO(最高経営責任者)は「今は安全安心の価値が高い」とし、一定の配送時間がかかっても品質で顧客の理解は得られるとの考え。

 30~40代の主婦を主なターゲットに初年度は1日平均1000~2000人の利用、平均客単価5000円前後を見込み、2014年度までに売上高100億円を目指す。(金谷かおり)

最終更新:10月12日(水)13時27分

便利だとは思うが、正直、直に品定めして買う方が何となく安心感あるのだが…。

暗黒の稲妻