中国の「天宮1号」、富山市で撮影…飛行順調
読売新聞 10月9日(日)18時30分配信


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富山市天文台から撮影した「天宮1号」。太陽電池パネルが展開している様子が確認できる(富山市天文台提供)
 中国が9月29日に打ち上げた同国初の宇宙ステーション無人実験機「天宮1号」を、地上の望遠鏡で撮影することに、富山市天文台の林忠史・主査学芸員が成功した。

 天宮1号は全長約10メートルで、約340キロ・メートル上空を飛行しているという。7日午後5時14分ごろ、天宮1号が富山市上空を通過するところを、同天文台の口径1メートルの反射望遠鏡で約40秒間追跡し撮影した。2枚の太陽電池パネルが広がっている様子も確認出来た。

 中国は来月にも、宇宙船「神舟」を無人で打ち上げ、天宮とのドッキング実験を行う予定。林さんは「順調に飛行しているのが確認でき、中国の宇宙技術の高さを感じた。今度は神舟とドッキングしているところを撮影したい」と話している。

最終更新:10月9日(日)18時30分

そのドッキングの瞬間が撮れた写真も一緒に・・。

暗黒の稲妻