小沢元代表、無罪を主張=虚偽記載「事実ない」―陸山会事件で初公判・東京地裁
時事通信 10月6日(木)10時35分配信

 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、収支報告書に虚偽記載をしたとして、政治資金規正法違反罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(69)の初公判が6日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれた。小沢被告は罪状認否で「(検察官役の)指定弁護士が述べたような事実はありません」とし、虚偽記載を全面否認した。国民から選ばれた検察審査会が強制起訴を決めた事件で初めて開かれる裁判は、全面対決の構図となった。
 罪状認否に続く意見陳述で、小沢被告は「検察官の違法な捜査で得られた供述を唯一の証拠としており、直ちに裁判を打ち切るべきだ」と主張。「証拠もないのに特定の政治家を狙ったことは、国家権力の乱用で、法治国家では許されない」と検察捜査を批判した。
 公判では、石川知裕衆院議員(38)=一審有罪、控訴=ら元秘書3人との共謀が最大の争点となる。虚偽記載が成立するかどうかや、起訴が適法かどうかも争われる。
 指定弁護士側は冒頭陳述で、小沢被告と元秘書の関係について、「重要な問題は全て小沢被告の指示に従い、独断で事を運ぶことはなかった」と指摘した。
 冒陳によると、購入の候補地について相談した大久保隆規元公設第1秘書(50)=同=に対し、小沢被告は「あれでいいんじゃないか」と気に入り、購入を指示した。大久保元秘書と石川議員が土地購入資金の調達について相談すると、小沢被告は「4億円を貸すから、ちゃんと戻せよ」と応じた。
 石川議員は、4億円について「小沢被告が何らかの形で蓄えた簿外資金で、表に出せない金」と考え、収支報告書に借入金として記載すると、メディアの関心を引く恐れがあることなどから、記載すべきでないと判断した。 

最終更新:10月6日(木)12時11分

例え仮に無罪だとしても、国民が選挙でどういう判断するかほぼ決まっただろうね。
まぁ無罪であるかどうかは判らんが…。

暗黒の稲妻