<ユーロ圏財務相会合>ギリシャ支援先送り
毎日新聞 10月4日(火)11時52分配信
【ロンドン会川晴之】欧州連合(EU)で通貨ユーロを採用するユーロ圏諸国(17カ国)は3日、ルクセンブルクで財務相会合を開いた。財政危機のギリシャ政府が2日、景気悪化で11年、12年の財政再建目標を達成できないと表明したことを受け、同国の財政状況を詳しく精査する方針を決定。10月中旬に予定していた80億ユーロ(約8000億円)の第6次支援融資の決定を当面先送りすることにした。
ただ、ギリシャのデフォルト(債務不履行)は断固として回避する方針で、現在、行われている欧州委員会、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)とギリシャ政府との協議の内容を見据えた上で、10月中にも融資支援を決定する方向だ。
ギリシャ支援に必要な財政再建状況の報告書には、14年までの財政再建策を新たに盛り込むことになったため、ユーロ圏諸国への提出までには数週間程度かかる見込み。
最終更新:10月5日(水)10時1分
ギリシャから端を発した欧州危機が、飛び火してアジアにも影響が出てくるのだろうか。
暗黒の稲妻
毎日新聞 10月4日(火)11時52分配信
【ロンドン会川晴之】欧州連合(EU)で通貨ユーロを採用するユーロ圏諸国(17カ国)は3日、ルクセンブルクで財務相会合を開いた。財政危機のギリシャ政府が2日、景気悪化で11年、12年の財政再建目標を達成できないと表明したことを受け、同国の財政状況を詳しく精査する方針を決定。10月中旬に予定していた80億ユーロ(約8000億円)の第6次支援融資の決定を当面先送りすることにした。
ただ、ギリシャのデフォルト(債務不履行)は断固として回避する方針で、現在、行われている欧州委員会、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)とギリシャ政府との協議の内容を見据えた上で、10月中にも融資支援を決定する方向だ。
ギリシャ支援に必要な財政再建状況の報告書には、14年までの財政再建策を新たに盛り込むことになったため、ユーロ圏諸国への提出までには数週間程度かかる見込み。
最終更新:10月5日(水)10時1分
ギリシャから端を発した欧州危機が、飛び火してアジアにも影響が出てくるのだろうか。
暗黒の稲妻