台風12号被害 チョウザメ120匹流出 和歌山
産経新聞 9月26日(月)7時56分配信
台風12号による紀伊半島豪雨で一時孤立した新宮市にある淡水魚養殖研究施設の近畿大学水産研究所新宮実験場が大きな被害を受けた。高級食材のキャビアを採取できるチョウザメやアユ、アマゴなど淡水魚の多くが洪水に流されたり酸欠死したりしていた。しかし場長代理の山本慎一さん(55)は「残った養殖魚で以前のように繁殖を続けていきたい」と再起を誓っている。
同実験場は、昭和39年に淡水魚類の養殖研究を目的とする実験場として三重県御浜町に開設。その後、高田地区の要望で、49年に熊野川支流の高田川のほとりに移転、淡水魚の養殖研究に取り組んでいる。
山本さんによると、台風12号が接近した3日午後6時ごろから雨脚が強くなり、まず研究生2人を避難させた。4日未明に高田川が氾濫し、養殖池などに浸水。山本さんら職員2人も豪雨の中を近くの高台に逃げた。水が引いた翌朝に実験場に戻ると、240匹いたチョウザメは半分が流されていたという。
アマゴとアユの被害は甚大。川の水が場内に流れ込み、流出したり、停電で酸素ボンベが止まり酸欠で死んだ魚も多かった。19万匹いたアマゴは1万匹に、1万2千匹のアユは1千匹に減った。同実験場のチョウザメから採れるキャビアは、近畿大学発ベンチャー企業の「株式会社アーマリン近大」が平成21年から卵を採取・瓶詰めして「近大キャビア」として販売しており、今後の商品供給への影響も心配されるが、山本さんは「すべての養殖魚を失わなかったことがせめてもの救い」と前向きだ。
山本さんは「この秋発売予定のキャビアは、生き残ったチョウザメから採取できると思う。アユは来年、アマゴは2年後には採卵が可能で、繁殖活動も継続できる。唯一の淡水魚養殖研究施設として、必ず復興させます」と話している。
最終更新:9月26日(月)14時14分
和歌山県のチョウザメ養殖研究施設が先日の台風で大きな被害を受けた様だ。
チョウザメと言えばキャビアだが・・これで可也被害が出たんだろうね。
暗黒の稲妻
産経新聞 9月26日(月)7時56分配信
台風12号による紀伊半島豪雨で一時孤立した新宮市にある淡水魚養殖研究施設の近畿大学水産研究所新宮実験場が大きな被害を受けた。高級食材のキャビアを採取できるチョウザメやアユ、アマゴなど淡水魚の多くが洪水に流されたり酸欠死したりしていた。しかし場長代理の山本慎一さん(55)は「残った養殖魚で以前のように繁殖を続けていきたい」と再起を誓っている。
同実験場は、昭和39年に淡水魚類の養殖研究を目的とする実験場として三重県御浜町に開設。その後、高田地区の要望で、49年に熊野川支流の高田川のほとりに移転、淡水魚の養殖研究に取り組んでいる。
山本さんによると、台風12号が接近した3日午後6時ごろから雨脚が強くなり、まず研究生2人を避難させた。4日未明に高田川が氾濫し、養殖池などに浸水。山本さんら職員2人も豪雨の中を近くの高台に逃げた。水が引いた翌朝に実験場に戻ると、240匹いたチョウザメは半分が流されていたという。
アマゴとアユの被害は甚大。川の水が場内に流れ込み、流出したり、停電で酸素ボンベが止まり酸欠で死んだ魚も多かった。19万匹いたアマゴは1万匹に、1万2千匹のアユは1千匹に減った。同実験場のチョウザメから採れるキャビアは、近畿大学発ベンチャー企業の「株式会社アーマリン近大」が平成21年から卵を採取・瓶詰めして「近大キャビア」として販売しており、今後の商品供給への影響も心配されるが、山本さんは「すべての養殖魚を失わなかったことがせめてもの救い」と前向きだ。
山本さんは「この秋発売予定のキャビアは、生き残ったチョウザメから採取できると思う。アユは来年、アマゴは2年後には採卵が可能で、繁殖活動も継続できる。唯一の淡水魚養殖研究施設として、必ず復興させます」と話している。
最終更新:9月26日(月)14時14分
和歌山県のチョウザメ養殖研究施設が先日の台風で大きな被害を受けた様だ。
チョウザメと言えばキャビアだが・・これで可也被害が出たんだろうね。
暗黒の稲妻