地デジ特需の反動鮮明、8月の薄型テレビ5カ月ぶりの大幅減
産経新聞 9月21日(水)17時9分配信
電子情報技術産業協会(JEITA)が21日発表した8月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比26.2%減の126万2千台と大幅に減少し、5カ月ぶりにマイナスに転じた。7月の出荷台数(270万2千台)と比較すると半分以下となり、地上デジタル放送完全移行に伴うアナログテレビからの買い替え特需から一転、大幅な反動減となった。
サイズ別では、37型以上の大型テレビが56.0%減の22万3千台。ボリュームゾーンの30~36型は9.1%減の59万3千台、2台目需要が高まった29型以下も19.0%減の44万7千
台と軒並みマイナスとなった。JEITAは「アナログ停波の影響が顕著に出た」と分析する。
一方、薄型テレビとともに買い替え需要が喚起されたブルーレイ・ディスク(BD)録画再生機は56.8%増の52万1千台と好調だった。「テレビを買い替えた後にBDを買い替える人が多い」(JEITA)のが要因とみられる。
米ディスプレイサーチの鳥居寿一アナリストは今後の市場動向について、「家電エコポイント制度などで短期間に急速な買い替えが促進されたが、今後は大きなイベントがない。平成24年から25年にかけては(エコポ前の水準となる)年間9百万~1千万台さえ下振れする可能性もある」と指摘する。
鳥居氏は円高による海外市場での販売不振や薄型テレビの価格下落についても危機感を持ち、「40型以上の大型テレビやインターネットテレビなど単価の高いタイプで付加価値を訴求しないと市場はますます厳しくなっていく」との考えを示した。
最終更新:9月21日(水)22時9分
駆け込み購入も落ち着いたから、市場も落ち着くだろうね。
暗黒の稲妻
産経新聞 9月21日(水)17時9分配信
電子情報技術産業協会(JEITA)が21日発表した8月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比26.2%減の126万2千台と大幅に減少し、5カ月ぶりにマイナスに転じた。7月の出荷台数(270万2千台)と比較すると半分以下となり、地上デジタル放送完全移行に伴うアナログテレビからの買い替え特需から一転、大幅な反動減となった。
サイズ別では、37型以上の大型テレビが56.0%減の22万3千台。ボリュームゾーンの30~36型は9.1%減の59万3千台、2台目需要が高まった29型以下も19.0%減の44万7千
台と軒並みマイナスとなった。JEITAは「アナログ停波の影響が顕著に出た」と分析する。
一方、薄型テレビとともに買い替え需要が喚起されたブルーレイ・ディスク(BD)録画再生機は56.8%増の52万1千台と好調だった。「テレビを買い替えた後にBDを買い替える人が多い」(JEITA)のが要因とみられる。
米ディスプレイサーチの鳥居寿一アナリストは今後の市場動向について、「家電エコポイント制度などで短期間に急速な買い替えが促進されたが、今後は大きなイベントがない。平成24年から25年にかけては(エコポ前の水準となる)年間9百万~1千万台さえ下振れする可能性もある」と指摘する。
鳥居氏は円高による海外市場での販売不振や薄型テレビの価格下落についても危機感を持ち、「40型以上の大型テレビやインターネットテレビなど単価の高いタイプで付加価値を訴求しないと市場はますます厳しくなっていく」との考えを示した。
最終更新:9月21日(水)22時9分
駆け込み購入も落ち着いたから、市場も落ち着くだろうね。
暗黒の稲妻