サイバー攻撃 狙われた防衛産業「まさにスパイ行為」
産経新聞 9月21日(水)7時56分配信
サイバー攻撃は日本を代表する防衛関連企業をターゲットにしていたことが明らかになってきた。国家の存立を担保する安全保障への脅威といえ、深刻だ。警視庁は他国のスパイ活動「サイバーインテリジェンス」の可能性もあるとみて攻撃元の特定を進める。
「まさに相手陣内にスパイとなる味方を送り込むようなものだ」。サイバー犯罪に詳しいネットエージェント(東京)社長の杉浦隆幸氏は、今回の攻撃をこう分析する。手口はいずれも「標的型メール」によるもの。実在の会社幹部や社員を装って標的のパソコンにメールを送り、ウイルスを仕込んだ添付ファイルやURL(サイトのアドレス)を開かせ感染させる。
杉浦氏によると、ウイルスに感染すると、第三者が外部からアクセスし、内部情報を抜き取れるほか、社内の様子を録画したり、盗聴したりできる。「スパイ」といわれるゆえんだ。添付ファイルを開封したり、URLをクリックしたりしなければ感染しないとされるが、膨大なメールを受信する中で、トラブルが起きないとも限らない。
IHIの場合、社員教育とセキュリティーシステムの強化で怪しいメールの未開封を徹底していたため、感染せずに済んだが、防衛産業最大手の三菱重工は感染し防衛省から「機密情報を持つ会社として対策も対応も甘い」と指摘された。標的型メールは近年、企業だけでなく、防衛省や経済産業省など官庁にも仕掛けられており、手口がさらに巧妙化する恐れもある。
最終更新:9月21日(水)9時39分
こういう危機管理は徹底させないとマズいんじゃないんかな。
ましてや扱っている物が物だけに・・・。
暗黒の稲妻
産経新聞 9月21日(水)7時56分配信
サイバー攻撃は日本を代表する防衛関連企業をターゲットにしていたことが明らかになってきた。国家の存立を担保する安全保障への脅威といえ、深刻だ。警視庁は他国のスパイ活動「サイバーインテリジェンス」の可能性もあるとみて攻撃元の特定を進める。
「まさに相手陣内にスパイとなる味方を送り込むようなものだ」。サイバー犯罪に詳しいネットエージェント(東京)社長の杉浦隆幸氏は、今回の攻撃をこう分析する。手口はいずれも「標的型メール」によるもの。実在の会社幹部や社員を装って標的のパソコンにメールを送り、ウイルスを仕込んだ添付ファイルやURL(サイトのアドレス)を開かせ感染させる。
杉浦氏によると、ウイルスに感染すると、第三者が外部からアクセスし、内部情報を抜き取れるほか、社内の様子を録画したり、盗聴したりできる。「スパイ」といわれるゆえんだ。添付ファイルを開封したり、URLをクリックしたりしなければ感染しないとされるが、膨大なメールを受信する中で、トラブルが起きないとも限らない。
IHIの場合、社員教育とセキュリティーシステムの強化で怪しいメールの未開封を徹底していたため、感染せずに済んだが、防衛産業最大手の三菱重工は感染し防衛省から「機密情報を持つ会社として対策も対応も甘い」と指摘された。標的型メールは近年、企業だけでなく、防衛省や経済産業省など官庁にも仕掛けられており、手口がさらに巧妙化する恐れもある。
最終更新:9月21日(水)9時39分
こういう危機管理は徹底させないとマズいんじゃないんかな。
ましてや扱っている物が物だけに・・・。
暗黒の稲妻