ホンダ、レース事業また縮小 毎年赤字…インディジャパン見納め
産経新聞 9月19日(月)7時55分配信
ホンダの子会社が平成10年から毎年、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開催してきたレース「インディジャパン」が18日、最終戦を迎えた。米国でホンダの技術力をアピールしてきたレースを日本でも行うため、サーキットを建設してまで開催した肝いりのレースだが、経済的な事情により今年限りとなった。ホンダのレース関連事業は、20年のF1撤退以降も縮小が続いている。
今年のインディジャパンは16日に開幕。17日に予選、18日に決勝が行われ、佐藤琢磨選手は10位だった。今年は、これまで使われてきたオーバル(楕円(だえん)形)コースが東日本大震災で損傷したため、ロードコースで行われた。
観戦したホンダの伊東孝紳社長は「インディカーレースはしばらく米国に返すが、オーバルコースを補修し、もう一度日本で開催したい」と語り、再開の可能性を示唆した。
ホンダは9年に、米最高峰レースを日本で開催するため、ツインリンクもてぎを開業。ホンダのエンジンを搭載したマシンが好成績を残すことで、技術の優位性を示す狙いがあった。
しかし、インディジャパンは毎年赤字で、開催効果も上がらなかった。今年2月には、ホンダの子会社、モビリティランド(三重県鈴鹿市)が「昨今の経済環境の中、開催することは困難」と発表、今年限りと決めた。今後も米国で開かれるインディカーレースへのエンジン供給は続けるが、ホンダのDNAともいえるレース事業の縮小は、今後の四輪事業に影を落としそうだ。
最終更新:9月19日(月)11時23分
何か寂しいなぁ。
暗黒の稲妻
産経新聞 9月19日(月)7時55分配信
ホンダの子会社が平成10年から毎年、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開催してきたレース「インディジャパン」が18日、最終戦を迎えた。米国でホンダの技術力をアピールしてきたレースを日本でも行うため、サーキットを建設してまで開催した肝いりのレースだが、経済的な事情により今年限りとなった。ホンダのレース関連事業は、20年のF1撤退以降も縮小が続いている。
今年のインディジャパンは16日に開幕。17日に予選、18日に決勝が行われ、佐藤琢磨選手は10位だった。今年は、これまで使われてきたオーバル(楕円(だえん)形)コースが東日本大震災で損傷したため、ロードコースで行われた。
観戦したホンダの伊東孝紳社長は「インディカーレースはしばらく米国に返すが、オーバルコースを補修し、もう一度日本で開催したい」と語り、再開の可能性を示唆した。
ホンダは9年に、米最高峰レースを日本で開催するため、ツインリンクもてぎを開業。ホンダのエンジンを搭載したマシンが好成績を残すことで、技術の優位性を示す狙いがあった。
しかし、インディジャパンは毎年赤字で、開催効果も上がらなかった。今年2月には、ホンダの子会社、モビリティランド(三重県鈴鹿市)が「昨今の経済環境の中、開催することは困難」と発表、今年限りと決めた。今後も米国で開かれるインディカーレースへのエンジン供給は続けるが、ホンダのDNAともいえるレース事業の縮小は、今後の四輪事業に影を落としそうだ。
最終更新:9月19日(月)11時23分
何か寂しいなぁ。
暗黒の稲妻