<パレスチナ>国連加盟を申請へ 自治政府が正式決定
毎日新聞 9月17日(土)1時3分配信


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パレスチナ自治政府のアッバス議長
 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府のアッバス議長は16日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラでテレビ演説し、国家として国際連合に加盟を求めることを正式決定したと表明した。しかし、米国はパレスチナが国連に加盟申請した場合、拒否権を行使する姿勢を見せており、中東和平はさらに混迷を深めそうだ。

【米国は】パレスチナ国連加盟申請 「拒否権行使」明言

 アッバス議長は演説で、「国連に正式加盟を求めに行く」と決意を述べ、来週に米ニューヨークで開催される国連総会時に安全保障理事会に加盟申請すると明言した。

 自治政府内にはこれまで、米国との対立を深める加盟申請には慎重な意見もあったが、議長がこれを押し切った形とみられる。

 一方、米国務省は今月8日、パレスチナが国家としての国連加盟申請をした場合、安保理で拒否権を行使すると明言。行使されれば、加盟は不可能となる。

最終更新:9月17日(土)9時0分

アメリカが安保理で拒否権を行使する理由って何なのだろうか。

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