震災直後に被災地で産声の赤ちゃん 成長の喜び


母親の友香さんに抱き上げられ、にっこりほほ笑む小林幸愛ちゃん(右)。中央は父親の正寿さん=8月27日、東京都杉並区、樫山晃生撮影拡大


震災直後の3月12日に生まれた小林幸愛ちゃんと母親の友香さん=岩手県宮古市、樫山晃生撮影拡大

 里帰り出産で岩手県宮古市にいて東日本大震災に遭った小林友香さん(28)は、地震翌朝に産声を上げた娘の幸愛(ゆきあ)ちゃんと今、東京の自宅で暮らす。あの日から半年。自家発電の明かりがともる病室で生を受けた2544グラムの赤ちゃんは3倍も成長し、寝返りを打てるようになった。

 小林さんは、激しい余震が続く中、県立宮古病院で12日早朝に出産。2週間後に迎えに来た夫の正寿さん(42)と東京都杉並区の自宅へ帰った。7月末には再び、幸愛ちゃんと2人で宮古市の実家へ。娘を車に乗せ、被災地を1日かけて回った。雑草の茂る中で迎え火をたき、涙を流す人の姿が目に焼き付いた。

 「たとえ記憶に残らなくても、被災地を見た事実を作ってあげたかったんです」。震災と切っても切り離せない子だから、震災を語れる子に育って欲しい。

(記事元:asahi.com)
URL:http://www.asahi.com/national/update/0910/TKY201109100549.html

この笑顔見ててあら本当癒されるなぁ・・。

暗黒の稲妻