放射線検知で青く発光 帝人、特殊プラスチックを開発
産経新聞 9月7日(水)15時55分配信
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帝人が9月下旬に発売する、放射線が当たると青色に発光するプラスチック。模擬的に紫外線を当てて発光させた=7日、東京都千代田区(写真:産経新聞)
帝人は7日、放射線が当たると青く発光する特殊なプラスチック素材「シンチレックス」を9月下旬に発売する、と発表した。放射線測定器に組み込んで使用する。従来の素材に比べ、主要部品であるセンサーのコストを9割以上低減できるという。
大学や研究機関のほか、放射線測定器や医療機器のメーカー向けに販売し、2012年度に数億円の売り上げを目指す。
東京電力福島第1原子力発電所事故が起きる前の昨年から、同社が京都大学原子炉実験所、放射線医学総合研究所と共同開発を進めていた。独自の分子構造を持つ特殊なポリエステル系素材で、放射線が当たると発光する性質がある。
従来は蛍光剤を混ぜたプラスチック素材などが使われていたが、素材の価格が高く、蛍光剤も劣化しやすいことが難点だった。これに対し、シンチレックスは蛍光剤を使わないため耐久性が高く、機械で成形しやすいため大量生産も可能で、センサーのコストを大幅に抑えられる。また発光量が多く、感度も高いという。
すでに採用が決まった取引先も数社あるという。将来的にはがん検診など医療分野での普及も図りたいとしている。同社では「従来の放射線測定器よりも感度の高い製品がつくれる可能性が高く、トータルコストの低減に貢献できる」としている。
最終更新:9月8日(木)10時27分
凄いな。
できになるのは値段だが・・。
暗黒の稲妻
産経新聞 9月7日(水)15時55分配信

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帝人が9月下旬に発売する、放射線が当たると青色に発光するプラスチック。模擬的に紫外線を当てて発光させた=7日、東京都千代田区(写真:産経新聞)
帝人は7日、放射線が当たると青く発光する特殊なプラスチック素材「シンチレックス」を9月下旬に発売する、と発表した。放射線測定器に組み込んで使用する。従来の素材に比べ、主要部品であるセンサーのコストを9割以上低減できるという。
大学や研究機関のほか、放射線測定器や医療機器のメーカー向けに販売し、2012年度に数億円の売り上げを目指す。
東京電力福島第1原子力発電所事故が起きる前の昨年から、同社が京都大学原子炉実験所、放射線医学総合研究所と共同開発を進めていた。独自の分子構造を持つ特殊なポリエステル系素材で、放射線が当たると発光する性質がある。
従来は蛍光剤を混ぜたプラスチック素材などが使われていたが、素材の価格が高く、蛍光剤も劣化しやすいことが難点だった。これに対し、シンチレックスは蛍光剤を使わないため耐久性が高く、機械で成形しやすいため大量生産も可能で、センサーのコストを大幅に抑えられる。また発光量が多く、感度も高いという。
すでに採用が決まった取引先も数社あるという。将来的にはがん検診など医療分野での普及も図りたいとしている。同社では「従来の放射線測定器よりも感度の高い製品がつくれる可能性が高く、トータルコストの低減に貢献できる」としている。
最終更新:9月8日(木)10時27分
凄いな。
できになるのは値段だが・・。
暗黒の稲妻