野田新首相が自公党首と初会談、復興などで実務者協議要請
ロイター 9月1日(木)19時9分配信


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 9月1日、野田佳彦新首相(写真)は、国会内で自民党の谷垣貞一総裁、公明党の山口那津男代表と相次ぎ会談。8月撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai)
 [東京 1日 ロイター] 野田佳彦新首相(民主党代表)は1日夕、国会内で自民党の谷垣貞一総裁、公明党の山口那津男代表と相次ぎ会談し、復興対策と税制改正、2011年度第3次補正予算について、3党で実務者協議を行うことを提案した。

 会談終了後、野田氏は両党首から「基本的な問題意識は理解してもらったとの感触を得た」と指摘。谷垣氏は復興対策が中心となる2011年度第3次補正予算成立後の衆院解散を求めた。

 野田氏は会談で、1)東日本大震災の復旧・復興、2)復興財源と社会保障制度との一体改革に伴う税制改正、3)円高・デフレ対策など総合経済対策を含む3次補正予算──の実務者レベルで3つのプロジェクトチームを与野党で設置することを提案。野田氏は両党首に「問題意識は理解してもらえた」としており、実現に向けて今後、幹事長や政調会長が調整を進める方針だ。

 自民党の石原伸晃幹事長によると、谷垣氏は野田新首相の要請に対し、復旧・復興への協力には理解を示したものの、3党合意の順守を新たな民主党執行部内で確認すること、3党の幹事長間であらためて合意を交わすことが前提と返答。「復旧・復興には協力するが、その後は国民に信を問うべき」と、あらためて衆院解散も求めた。3党合意について野田氏は「約束したので信頼してほしい」として、組閣後に合意事項として閣僚間で確認する方針も示した。

 また、石原氏によると、民・自の党首会談では「大連立は話題にもならなかった」という。

 (ロイターニュース 基太村真司 伊藤純夫) 

最終更新:9月1日(木)19時12分

数の上からも公明党が要るのかどうなのか。
数合わせだけで政権入りした少数派が牛耳るのは極めて不健全だと思うんだが。

暗黒の稲妻