<タイ>タクシン元首相が東京で会見 帰国は「ノープラン」
毎日新聞 8月23日(火)19時10分配信


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会見するタイのタクシン元首相=東京都内のホテルで2011年8月23日午前10時31分、手塚耕一郎撮影
 来日中のタイのタクシン元首相は23日、東京都内のホテルで記者会見し、注目されている自身の帰国について「ノープラン。(タイ国内の)国民和解が実現した後だ」と述べた。

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 タクシン氏は06年9月に軍のクーデターで失脚後、汚職事件で実刑判決を受けて事実上の亡命生活を送っている。実妹のインラック政権発足を受けて帰国・復権が取りざたされているが、タクシン氏は現段階での帰国の可能性を否定。自らの行動がタクシン派と反タクシン派の対立の火種になりかねないことについて「私は国民和解には寄与したいが、問題の一部にはなりたくない」と語った。また、収監を逃れているのは「(汚職事件は)政治的な意図によるもの」だからだと主張した。

 タクシン氏の「操り人形」とも揶揄(やゆ)されるインラック新首相との関係については「彼女は自らの意思でリーダーシップを発揮しており、政権への干渉はない」としながらも、「頻繁に連絡は取り合っており、アドバイスはする」と影響力をにじませた。

 また、カンボジアを近く訪問するかどうかについては「訪問が問題になるなら行かないし、(両国関係改善などの)問題解決につながるなら行く」と話した。【岩佐淳士】

 ◇「復権」を印象付ける狙いか

 タクシン氏が妹のインラック氏の首相就任直後に訪日したのは、入国管理に厳しい日本政府にこれまでの入国拒否の方針を転換させ、内外に「タクシン復権」を印象付ける狙いがあるとみられる。22日の来日直後には菅直人政権の自見庄三郎金融・郵政担当相と会談。日本の現職閣僚との会談で、復権をさらに強くアピールした。

最終更新:8月23日(火)21時0分

まぁ普通に考えたらそれが正解だろうね。
仮に今帰ったらまた国内情勢が怪しくなりかねないらね。

暗黒の稲妻