津波一報、予想高さ出さず=「最悪」想定し、危険伝達へ―気象庁が警報で中間案
時事通信 8月8日(月)16時52分配信

 気象庁は8日、東日本大震災で問題となった津波警報の改善策の中間案を公表した。マグニチュード(M)8以上の巨大地震の場合、第1報では予想高さではなく「巨大な津波のおそれ」などの表現で危険を伝えることを盛り込んだ。同庁は9月上旬まで都道府県や一般の人から意見を募集して最終案をとりまとめ、政府の中央防災会議の専門調査会に報告する方針。
 東日本大震災では、気象庁は、岩手・福島県に予想高さ3メートルの第1報を出したが、これが避難の遅れを招いたとの指摘があった。
 そこで同庁は、M8以上の巨大地震では「最悪、最大の警報を出し、避難を誘導する」(地震津波監視課)方針を決定。地震の発生海域で想定される最大規模のマグニチュードと津波の高さを計算し、警報を発令するため、勉強会を重ねてきた。
 中間案では、最大限の危機を呼び掛ける警報第1報では、予想高さの数字を発表せず、津波の襲来伝達に重点を置くことにした。呼び掛けの表現は今後さらに詰める。第2報以降では、予想される最大の高さを伝えるほか、津波が繰り返し来る可能性が強いことも強調する。 

最終更新:8月8日(月)20時54分

最初に最悪のケースを想定しておくのは賛成だね。
そうじゃないと、今回みたいに逃げ遅れる人や、逃げないでいいと間違った判断をする人が続出すると思うしね。

暗黒の稲妻