7月の外貨準備高、過去最高 米国債の価格上昇で
産経新聞 8月5日(金)16時35分配信
財務省が5日発表した7月末の外貨準備高は、前月末に比べ130億6800万ドル(約1兆円)増の1兆1508億7700万ドル(約91兆円)となった。増加は2カ月ぶりで、5月末(1兆1395億2400万ドル)を上回り過去最高を記録した。外貨の最大の運用先として保有する米国債の価格上昇が主因だ。
政府、日銀は4日、過度な円高を阻止するため、東日本大震災直後に先進7カ国(G7)が協調介入を実施した3月18日以来、約4カ月半ぶりに巨額の円売りドル買いの為替介入に踏み切った。このため、外貨準備高は今後も膨らんで8月末も過去最高を更新するのは確実だ。
7月は世界経済の減速懸念から投資家が安全志向を強め、投機資金が損失リスクの高い株式から逃避。日米欧とも深刻な債務問題を抱えているにもかかわらず、株式よりも安全視された日米独の国債や金が買われた。
その結果、米国債の価格も上昇(利回りは低下)し、日本の外貨準備高の増加に寄与した。
7月末の外貨準備の内訳は米国債などの外貨建て証券が1兆595億3200万ドル、外貨預金が119億9900万ドル、金が400億6500万ドル-などとなっている。
最終更新:8月5日(金)20時37分
財務省が5日発表した7月末の外貨準備高は、前月末に比べ130億6800万ドル(約1兆円)増の1兆1508億7700万ドル(約91兆円)となったという記事。
暗黒の稲妻
産経新聞 8月5日(金)16時35分配信
財務省が5日発表した7月末の外貨準備高は、前月末に比べ130億6800万ドル(約1兆円)増の1兆1508億7700万ドル(約91兆円)となった。増加は2カ月ぶりで、5月末(1兆1395億2400万ドル)を上回り過去最高を記録した。外貨の最大の運用先として保有する米国債の価格上昇が主因だ。
政府、日銀は4日、過度な円高を阻止するため、東日本大震災直後に先進7カ国(G7)が協調介入を実施した3月18日以来、約4カ月半ぶりに巨額の円売りドル買いの為替介入に踏み切った。このため、外貨準備高は今後も膨らんで8月末も過去最高を更新するのは確実だ。
7月は世界経済の減速懸念から投資家が安全志向を強め、投機資金が損失リスクの高い株式から逃避。日米欧とも深刻な債務問題を抱えているにもかかわらず、株式よりも安全視された日米独の国債や金が買われた。
その結果、米国債の価格も上昇(利回りは低下)し、日本の外貨準備高の増加に寄与した。
7月末の外貨準備の内訳は米国債などの外貨建て証券が1兆595億3200万ドル、外貨預金が119億9900万ドル、金が400億6500万ドル-などとなっている。
最終更新:8月5日(金)20時37分
財務省が5日発表した7月末の外貨準備高は、前月末に比べ130億6800万ドル(約1兆円)増の1兆1508億7700万ドル(約91兆円)となったという記事。
暗黒の稲妻