檻の中、ベッドから無罪主張…ムバラク前大統領
読売新聞 8月3日(水)17時46分配信

 【カイロ=長谷川由紀】約30年にわたりエジプトを強権支配し、今年2月に民衆デモの圧力で辞任に追い込まれたホスニ・ムバラク前大統領(83)を裁く初公判が3日、カイロで開かれた。

 療養中のムバラク被告は移動式ベッドに横たわった姿で出廷し、辞任後初めて公の場に姿を現した。「アラブの春」と呼ばれる民衆蜂起で失脚した指導者の出廷は初めてで、裁判は、軍政下で民主化を模索するエジプトだけでなく、周辺国の民主化にも影響を及ぼしそうだ。

 検察側は3日の公判で平和的なデモ参加者の殺害、大統領時代の不正蓄財、ガス輸出をめぐる背任――の三つの罪を挙げた。18日間に及んだ反体制デモでは治安当局の弾圧で850人以上が死亡。市民殺害で有罪が確定すれば死刑を宣告される可能性もある。次回公判は15日に行われる予定。

最終更新:8月4日(木)1時27分

途中からうさんくさい流れになったが。
かつての英雄が病院の檻の中。
エジプト国民もいろいろと複雑な思いだろう。
あまり表面的な事件だけで判断しないほうがいいのかもしれないが。

暗黒の稲妻