シリア反体制デモ、治安部隊発砲で121人死亡
読売新聞 7月31日(日)21時3分配信

 【カイロ=長谷川由紀】アサド大統領に抗議する反体制デモが続くシリアで31日、治安部隊が同国中部ハマに戦車部隊を投入するなど大規模な攻撃を行い、AFP通信によると、少なくとも市民95人が死亡した。

 同通信は東部デリゾールなど3都市でも当局の弾圧で26人が死亡したと伝えており、全土での死者は121人に上る。政権側は、1日からのイスラム教断食月(ラマダン)を迎えてデモが激化することを警戒し、大規模攻撃に踏み切った可能性がある。

 目撃者などによると、ハマでは、戦車部隊が早朝、市民が設置したバリケードを突破しながら市内に進攻し、建物や市民に砲撃や銃撃を行ったという。AP通信は、市民の一部が戦車に火炎瓶や石を投げて抵抗したと伝えた。市内は電気と水の供給が停止しているとの情報もある。

 一方、国営通信は、数十人の「武装グループ」が建物の屋上などから市民を無差別に攻撃していると報道。治安部隊要員2人が死亡、警察署が放火されたなどとしている。

最終更新:7月31日(日)21時13分

相変わらず混乱してるというのか、一刻も早く収拾の方向に向かうといいのだが・・。

暗黒の稲妻