4人乗り小型機が遭難=航空大帯広分校―空港近くで学生発見・北海道
時事通信 7月28日(木)10時48分配信

 国土交通省に入った連絡によると、28日午前9時28分ごろ、北海道の帯広空港を離陸し訓練飛行中だった航空大学校帯広分校の小型機(ビーチクラフトA36型機)が遭難信号を発信し、消息を絶った。男性教官2人と男子学生2人の計4人が搭乗しており、同省などは遭難した可能性が高いとみて捜索していたところ、空港北西の芽室町付近で午後0時45分ごろ、顔や手にやけどを負った男性が発見された。男性は同大学校の学生川口勇さん(23)で、「フライト中にエンジン火災が発生し、機体が燃えた。山の方でぶつかった。1人で1時間半ほど沢を下りて来た」と話している。
 自衛隊から同大学校には、空港から約30キロ西に離れた同町の美生ダム付近で小型機が見つかったと連絡が入ったという。川口さんが「他の3人は意識不明だ」と話していたとの情報もある。
 航空大学校などによると、機長は教官の田中賢二郎さん(44)で、もう一人の教官は森園隆二さん(45)。学生は川口さんと藤井一朗さん(23)。
 国交省に提出された飛行計画では、同機は午前9時11分、帯広空港を離陸して南西に向かい、中札内村上空を経由。日高山脈周辺で訓練飛行を行い、同10時56分、同空港に戻る予定だった。帯広分校によると、同機は同9時15分、訓練空域に入ったと連絡があったが、その後行方が分からなくなった。比較的低い高度で、道路など地上の目標に沿って訓練飛行していたという。 

最終更新:7月28日(木)14時25分

何とか全員無事である事を祈ってますよ。

暗黒の稲妻