東京株午前132円高 6日ぶり1万円台回復
産経新聞 7月20日(水)11時5分配信

 20日午前の東京株式市場は、前日の米国株の大幅高を好感し、ほぼ全面高の展開となり、日経平均株価225種は反発し、1万円台を回復して午前の取引を終えた。取引時間中の大台回復は、11日以来6営業日ぶり。平均株価の上昇幅は一時150円を超えた。

 午前の終値は、前日終値比132円88銭高の1万0022円60銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は8・96ポイント高の862・71。

 19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、好調な米企業決算を受けて大幅反発し、前日比202・26ドル高の1万2587・42ドルと、終値ベースで今月8日以来の高値を付けた。

 米連邦債務の上限引き上げ問題について、米オバマ大統領が協議の進展を示唆したことで、投資家心理が改善し、東京市場も、この流れを引き継いだ。また円を売ってドルを買い戻す動きが広がり、過度の円高が改善されたことも好感され、取引開始直後から自動車、精密機器など輸出関連株を中心に、ほぼ全面高となった。買い一巡後は利益を確定するための売り注文もあり、高値圏でのもみ合いとなった。

最終更新:7月20日(水)11時59分

20日午前の東京株式市場は前日の米国株の大幅高を好感し、ほぼ全面高の展開となり、日経平均株価225種は反発し、1万円台を回復して午前の取引を終えたという記事。

暗黒の稲妻