<東日本大震災>義援金2次配分、福島の8町村は個人単位で
毎日新聞 7月6日(水)2時30分配信

 日本赤十字社などに寄せられた東日本大震災の義援金の2次配分について、東京電力福島第1原発の立地・周辺の福島県大熊町や浪江町など双葉郡の8町村が、原発避難世帯には人数に応じた額で支給する方針を固めた。1次配分は世帯に一律支給(県受け付け分を含め40万円)だったが、「単身でも大家族でも同額は不公平」との批判に配慮した。けが人への見舞金などを除き、大規模災害の義援金を「個人」単位で配分するのは異例という。

 1日の県主催の担当者会議の後、双葉郡内の担当者が集まり、2次配分について方針を確認。今月下旬を支給開始の目標とした。郡外の同県南相馬市や飯舘村も同様の方針を検討している。

 双葉郡8町村は全域が警戒区域や緊急時避難準備区域などになっており、全世帯が義援金の支給対象。県の配分委員会は先月25日、2次配分に関し、個々の被災者・被災世帯への配布について具体的な金額や基準は示さず、市町村に委ねることを決めていた。

 県から市町村への2次配分は世帯ごとで計算されて配分されるため、個人単位で算定した場合、20万円程度になると見込まれるが、市町村によって1人当たりの支給額にばらつきが出る。自治体の担当者からは「県には基準を決めてほしかった。他町村と足並みをそろえる必要もあり、どうしても支給が遅れる」(浪江町)といった声も出ている。

 宮城、岩手両県では2次配分額は県の配分委員会が決めた。宮城県は死者・行方不明者1人当たり50万円、全壊1世帯当たり55万円、岩手県は共に81万5000円などとなっている。【石川隆宣】

最終更新:7月6日(水)2時30分

福島の8町村は個人単位で 世帯単位だったそうだ。
何だろうな、この不公平感。
政府は何処迄アホなのか・・。

暗黒の稲妻