<ボート事故>転落し女性死亡、夫と息子不明…群馬のダム湖
毎日新聞 7月6日(水)10時1分配信


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奥利根湖で行方不明者を捜索する群馬県警のヘリコプター=群馬県みなかみ町で2011年7月6日午前10時12分、本社ヘリから撮影
 6日午前7時半ごろ、群馬県みなかみ町藤原の矢木沢ダム管理事務所から「ダム湖でボートから転落した3人が行方不明になった」と110番があった。県警沼田署と利根沼田広域消防本部によると、ボートは全長4.2メートルで埼玉県毛呂山町下川原、同県警所沢署員、伊藤豊さん(52)と両親ら計4人が乗り、うち伊藤さんの母公子さん(77)が湖面に浮いているのが発見され、間もなく死亡した。水死とみられる。一緒に乗っていた女性(74)はボートに取り残されているところを救助された。伊藤さんと父武雄さん(76)は行方不明になっている。

 沼田署によると、同7時5分ごろ、武雄さん夫妻が転落し、伊藤さんは助けようとして湖に飛び込んだという。約10分後に利根漁協の組合員がボートを発見した。漁協の組合員と一緒に救助にあたった釣り客の男性(65)は「ボートには女性が1人震えて座っていた。自分のボートに乗せて救助した」と話した。

 ダム管理事務所によると、4人は同6時半ごろ、同事務所に「釣りと山菜採りのため」と届け出て、伊藤さん所有のボートに乗り込んだという。

 ダム湖は奥利根湖と呼ばれ、上越新幹線上毛高原駅の北約35キロにあり、夏は釣り客らでにぎわう。水資源機構沼田総合管理所によると、湖畔は道路がなく、釣り客らはダムサイトから湖の奥にボートやカヌーで向かうという。6日の周辺の天気は晴れで湖の水温は20度だった。【塩田彩、新井敦、庄司哲也】

最終更新:7月6日(水)13時47分

これから暑くなって来るから水辺で遊んだりする機会が多くなるとは思いますが油断は禁物の様です。
ご注意を。

暗黒の稲妻