サブロー獲得! ロッテ元4番「大村」で再出発…工藤と緊急トレード
スポーツ報知 6月30日(木)8時1分配信

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トレードで巨人が獲得したロッテ・サブロー。勝負強い打撃に期待がかかる(4月27日、オリックス戦で今季2号を放つ)
 打線強化を図る巨人が緊急トレードをまとめた。ロッテで通算1114安打、109本塁打のサブローこと大村三郎外野手(35)を獲得。工藤隆人外野手(30)に金銭を加えた交換トレードを29日、両球団が発表した。ロッテでは主に「つなぎの4番」として2度の日本一を経験。12球団中11位(28日現在)の153得点と低迷する打線に刺激を与える右打者として、期待される。

 出口の見えない打撃不振の打開策として、巨人が再びカンフル剤を注入した。獲得に成功したのは「つなぐ4番」として活躍したロッテの元主砲・サブロー。球宴出場2回、ゴールデングラブ賞2度の実績がある。

 登録名を本名に戻して再出発することも決まり、ロッカー整理のためQVCマリンを訪れた大村は「(巨人は)野球選手なら誰でも憧れるチーム。身を粉にして頑張りたい」と決意を新たにした。

 トレードは5月に日本ハムから獲得した高橋信二内野手に続いて今季2度目。清武英利球団代表兼GMは郡山開成山球場での試合前に「今はうちの攻撃陣が力を発揮できていない。外部の力を取り入れることで競争を刺激したい」と説明した。28日現在、12球団中11位の153得点、打率2割3分1厘と低迷。打線強化を求める巨人と、足が速く、高い守備力を持つ外野手を探していたロッテとの思惑が一致した。

 大村は94年、ロッテに入団し、00年にレギュラーに定着した。05年8月13日のオリックス戦でプロ入り初の4番に座り、2戦連続アーチ。勝負強い打撃を買われ、主に「つなぎの4番」として2度の日本一(05、10年)に貢献した。今季は5月4日の西武戦(西武D)で死球を受け、右手薬指を打撲。同7日から2軍で調整していた。

 巨人の外野陣は現在、ラミレスと長野がレギュラーとして固定されている。残り一つのイスを高橋由、谷、矢野、鈴木らが争う。大村の加入で競争が激化し、危機感が高まることでチーム力を上げるのが狙い。原監督は「期待するところは大きいですね。キャリア、技術と、胸を張って堂々と巨人に来てプレーしてもらいたい」と話した。

 大村は30日に東京Dで巨人ナインと対面する予定。「17年間ありがとうございました。千葉で出会った、たくさんの笑顔は忘れません。秋には日本シリーズでマリーンズと対戦できる日を楽しみに、読売巨人軍で精一杯頑張っていきたい」とコメントを出し、新天地での活躍を誓った。

 ◆サブロー(大村三郎=おおむら・さぶろう)1976年6月1日、岡山県生まれ。35歳。PL学園高では3年春に甲子園ベスト4。94年ドラフト1位でロッテ入団と同時に登録名をサブローにした。05、07年に外野手部門でゴールデングラブ賞受賞。10年はシーズン終盤からポストシーズンまで4番を務め、2度目の日本一に貢献した。年俸1億3000万円。181センチ、85キロ。右投右打。

 ◆ロッテナインに衝撃
 サブローのトレード発表を受け、チーム内には驚きが広がった。球団広報から報道陣にリリースが配られると、アップ中の多くの選手がその様子に視線を注いだ。一緒に外野を守ることが多かった大松は「向こうに行っても頑張ってほしいと思いますし、僕なんかサブローさんに教えてもらったことがたくさんある」と硬い表情だった。

最終更新:6月30日(木)9時31分

選手会長でミスターロッテになる人物を何でまた?
ロッテフロント意味不明過ぎるぞ。

暗黒の稲妻