減税日本議長、「辞任とは言ってない」一転続投
読売新聞 6月29日(水)9時26分配信


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「辞任を口にしたことは一度もない」と記者会見で話す中村議長=秋元和夫撮影
 名古屋市議会議長の失言に端を発した辞任問題で、中村孝太郎議長(減税日本ナゴヤ)は28日、失言後、初めて記者会見に応じ、「議員総会での謝罪で決着したはず。団長に進退を一任したのは事実だが、議長を辞める考えはない」と辞任を否定した。

 減税日本ナゴヤも各会派の団長・幹事長会議で議長の続投を支援すると説明。野党は「辞任は大前提だったはずで、発言を翻すなんてとんでもない。これでは減税日本とまともな議論はできず、全面戦争になる」と攻勢を強めており、6月議会の議案審議に支障が出るのは必至で、混乱はさらに広がっている。

 会見は午後2時から、市議会の議会運営委員会室で開かれたが、辞任問題を巡り、「団長に聞いてほしい」「記憶が不確かで……」など、議長のあいまいな発言が目立ち、中断を挟んで約2時間に及んだ。

 会見では特に、議員総会を開いて事態を収拾することになった24日の浅井康正団長とのやり取りについて質問が集中。中村議長は「本会議を円滑に開けるように進退も含めて一任したが、辞任という言葉は出ていない」と強調した。

最終更新:6月29日(水)9時26分

名古屋市議会議長の失言に端を発した辞任問題で、中村孝太郎議長(減税日本ナゴヤ)は28日、失言後、初めて記者会見に応じ、「議員総会での謝罪で決着したはず。団長に進退を一任したのは事実だが、議長を辞める考えはない」と辞任を否定したそうだ。

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