カダフィ大佐らに逮捕状=デモ弾圧、市民殺害の疑い―国際刑事裁
時事通信 6月27日(月)20時42分配信

 【ブリュッセル時事】オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は27日、リビアでの市民蜂起をめぐる当局の弾圧行為に絡み、人道に対する罪を犯した疑いで、同国の最高指導者カダフィ大佐ら3人の逮捕状を発付した。
 同日の手続きでICCは、リビアでは今年2月中旬からの2週間で数百人の市民が政権側の実力行使により殺傷・拘束された疑いがあると指摘。「カダフィ大佐ら3人には市民を殺害、迫害した刑事責任があると信じる合理的根拠がある。逮捕の必要があるとみられる」との判断を示した。
 また、弾圧の理由として、隣国のチュニジアとエジプトで相次ぎ政変が起きたことを受け、リビア指導部が殺傷兵器を使用してでもデモ隊を鎮圧する政策を決定したようだと指摘した。
 ICCのモレノオカンポ主任検察官は3月、国連の対リビア制裁決議を受けて正式捜査に着手。5月16日に大佐と大佐の次男セイフイスラム氏、リビア情報機関トップで大佐の「右腕」とされるアブドラ・セヌーシ氏の逮捕状を請求した。
 同検察官によれば、3人は共謀の上、カダフィ大佐が市民への攻撃を命令。セイフイスラム氏は攻撃のための雇い兵の徴集、セヌーシ氏は攻撃の実行に関与した「直接証拠」があるとされる。 

最終更新:6月28日(火)0時2分

タイミングが遅過ぎる。
それに逮捕状だけではただの噛みきれにしか過ぎないのでは?

暗黒の稲妻