海洋生物に迫る大量絶滅の危険性 科学者らが報告書
CNN.co.jp 6月22日(水)17時42分配信
ロンドン(CNN) 世界の海洋生物が大量絶滅の危機に直面していることが、各国の科学者らによる暫定報告書で明らかになった。
報告書は、海洋研究国際計画(IPSO)の呼び掛けで今年4月、英オックスフォード大学での会議に参加した18団体、27人の専門家チームが、国際自然保護連合(IUCN)と共同でまとめ、21日に国連へ提出した。
会議では、海洋の汚染や酸性化、水温上昇、魚の乱獲、酸素濃度低下の影響を総合的に検討し、地球史上で過去5回あったとされる大量絶滅期と同様の条件がそろっているとの結論が出た。今後一世代のうちにサンゴ礁が消滅するなど、海洋の生態圏全体が失われる恐れがあるという。
報告書は、生態系の破壊が予想以上の速さで進行していると警告。一部の魚は、行き過ぎた商業漁業によって以前の1割以下まで減ったとも指摘している。
IPSOの研究責任者を務めるオックスフォード大のアレックス・ロジャーズ教授はCNNとのインタビューで、大気中に放出されて海洋に吸収される二酸化炭素(CO2)の量はかつてない勢いで増加していると話し、CO2サイクルの乱れは過去の大量絶滅でもみられたと強調した。
最終更新:6月22日(水)17時42分
総ての命の源は海である。
その海が今危機になりつつあるようだ。
暗黒の稲妻
CNN.co.jp 6月22日(水)17時42分配信
ロンドン(CNN) 世界の海洋生物が大量絶滅の危機に直面していることが、各国の科学者らによる暫定報告書で明らかになった。
報告書は、海洋研究国際計画(IPSO)の呼び掛けで今年4月、英オックスフォード大学での会議に参加した18団体、27人の専門家チームが、国際自然保護連合(IUCN)と共同でまとめ、21日に国連へ提出した。
会議では、海洋の汚染や酸性化、水温上昇、魚の乱獲、酸素濃度低下の影響を総合的に検討し、地球史上で過去5回あったとされる大量絶滅期と同様の条件がそろっているとの結論が出た。今後一世代のうちにサンゴ礁が消滅するなど、海洋の生態圏全体が失われる恐れがあるという。
報告書は、生態系の破壊が予想以上の速さで進行していると警告。一部の魚は、行き過ぎた商業漁業によって以前の1割以下まで減ったとも指摘している。
IPSOの研究責任者を務めるオックスフォード大のアレックス・ロジャーズ教授はCNNとのインタビューで、大気中に放出されて海洋に吸収される二酸化炭素(CO2)の量はかつてない勢いで増加していると話し、CO2サイクルの乱れは過去の大量絶滅でもみられたと強調した。
最終更新:6月22日(水)17時42分
総ての命の源は海である。
その海が今危機になりつつあるようだ。
暗黒の稲妻